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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■プールサイドの妖精……誰が?/映画『パワーパフガールズ ムービー』ほか
 一時的に落雷、大雨が降るが、幸いタクシーに乗っていたので、濡れずにすむ……って、よかないんだよ。上司から、最寄りの駅から現場までタクシーで10分、とか聞いてたから安心してたら25分もかかったぞ。タクシー代が馬鹿にならんほどかかった。でも、これって職場から出してもらえないんだよな。
 出張先で昼飯に食った炒飯がこれ以上ないってくらい不味い。油でべとついてモチ状態になってんだよ、これが。胃にもたれる気はしたが、なんか癪に障るんで犬ぐいする。案の定、腹をコワす。何やってんだ、オレ。

 昼2時、竹下駅でしげと待ち合わせて、帰宅。
 すぐに穂稀嬢から電話連絡があり、グッディまで来ているとのこと。詳しいスケジュールは知らされてなかったのだが、どうやら穂稀嬢のおトモダチのM子嬢の車でプールに向かうことになってるらしい。
 昨日買ったばかりの海パンに帽子、度付き水中メガネやバスタオルをコンビニのビニル袋に突っ込んで出かける。「そんなんでいいと?」としげがオヤジを見るような眼で見るが、粋なバッグなんてのは持ってないからしかたがない。
 オヤジはよう、天神に出かけるのにもサンダル履きが普通だからいいんだよ。わが父君は、新幹線で上京する時、シャツ一枚にスリッパで行ったこともあるからまだ私のほうが負けている。勝ちたくもないが。

 穂稀嬢、マンションの下まで迎えに来ている。
 以前より髪の毛が三倍くらいに伸びている。夏場に髪を伸ばすのはお菊人形だけでたくさんだ、と心で思うが口には出さない。たまに、心にもないことを口にすることもあるから、気をつけておかないといけないのである。オトコの趣味に合わせて伸ばしてるのかな。穂稀嬢、最近、またオトコ引っかけまくってるって話だからなあ(あ、ウワサですからね、ただの)。
 ちなみに私もロングヘアは好きである。一時期、しげにもロングでいてもらったことがあるのだが、怖がりのしげ、夜中に自分の髪の毛がフトンに広がってる様子が怖くて悲鳴をあげるので、すぐに短く切ってしまった。せめてボブにしてくれたらなあ。ボブも実はルイズ・ブルックス(古いね)をスチールで見て以来、大好きなのである。でもしげには多分似合わないな。
 グッディの駐車場で、M子さんの車を初めて見たが、車種はよく知らないが、シルバーでメタリックな、しかもやたら平べったくて縦長な大型乗用車である。なんだかちょっと昔の「スーパーカー」が入ってます、みたいな。「飛ぶの? これ」と冗談を飛ばしたくなったが、ウケそうにないのでやめる。
 しげ、乗ってる間ずっと、「車高低い、怖い」を連発してうるさい。他人の車に乗るときはマナーを考えろと、私には散々言ってるくせに自分は全くデリカシーというものがないのである。

 3時過ぎ、プール到着。
 どこに行くのかと思ってたら、アクシオン福岡の近くだった。
 アクシオンってのは比較的新しくできた運動施設で、福岡で国際的なスポーツ選手を育成しようってな目的があるらしく、結構な予算をかけてぶっ建ててるんで、見た目だけはやたらとバカでかい。
 「アクシオンの中にあるの?」と穂稀嬢に聞くと、
 「その隣です。古いほう」と答える。こんな山奥にはあまり来たことなかったから、そんな昔からプールがあるとは知らなかった。
 残念ながら、入口で二手にに分かれる(当たり前だ)。サイフを持って来るのを忘れたので、しげに入場券を買ってもらったら、しげ、「ワザと忘れたと?」とブツブツ文句を言う。私にたかるときは思いきりたかるくせに、人間のウツワが狭いと言うか、ヒキョウ者と言うか。

 水中メガネ、10年も前に買ったやつだが、一番度の強いやつでも私の視力を強制できるものではない。普段つけてるメガネですら矯正視力が0.3なのに、多分このレンズだと0.1程度。それでも気休めにはなるので、つけてプールサイドに出るが、ヒトの姿がぼんやりとしか見えない。
 しげたち、どこだよ。あのへんの「人だかり」がそうかな? と見当をつけていく。これで「やあ」とか声かけてみて、アカの他人だったら、大恥をかくところだ。いや、たまにホントにやるし。

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08月06日(火)
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