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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■チキュウは狂気で回ってる。/『全日本妹選手権!!』1・2巻(堂高しげる)/『おごってジャンケン隊』5巻(完結/現代洋子)ほか
 オタクマンガとしては『濃爆おたく先生』をライトサイドとすれば、本作は全く逆のダークサイドへのベクトルを持っている。
 第1巻の最初のマンガこそ、「理想の妹は?!」ってのをエロギャグ交えながら描いてたんだけど、ヒロインたちが漫研に所属してから、俄然「同人オタク女の生活と意見」って感じになってしまった。いや、この「意見」ってヤツがね……ムネにね……グサッと来るのよ(-_-;)。
 現実でも、同人女のオタク男に対する嫌いっぷりは、同じオタクだと言うのに(だからか?)度を越してる場合が多い。けれど、そのホンネを聞く機会はなかなかなかろう。それを描いてくれてるのよ、このマンガは。……いや、だからって嬉しいわけではないが。
 さて、この日記の数少ない読者(男性)のみなさん、多分全員がオタクであると思われるが(^^)、次のようなことを好きな彼女から言われたとしたら、果たして全く傷つかずに耐えることができるだろうか?

 ドイツからの交換留学生マリー(名前からすると女っぽいが男。しかもバリバリの超オタク)が漫研の女の子たちに詰めよって、「な……なぜオタクはそれほどまでに忌み嫌われてるんです?」。

 「外見から中身まで、すべてが女に嫌われる要素のみで成り立ってるからに決まってるじゃない」
 「まず第一に臭い!」
 「身なりに気を遣わなすぎよね、ツメも真っ黒いし」
 「2つ目にウザい!」
 「理屈っぽいヤツが多いのよね、てゆーかほとんど」
 「3つ! 女の好みがウルサイ!!」
 「自分のことタナに上げて清純そーで童顔な娘にしか興味ないでしょ」
 「その4! 人の顔は覚えんクセして声優の声は一発で聞き分ける!!」
 「まあある種の特殊技能と言えなくもないけど」
 「その5! アニキャラと声優を完全にダブらせてる!!」
 「だから声優とヤルのを究極の夢にしている奴がやたらと多いって話よ」
 「その6! 寝室には美少女キャラのカバーの等身大抱き枕!!」
 「しかも汗やヨダレのほかいろんな液体で汚れてるからカビ臭いらしい」
 「その7! そのカバーを何枚も持っている!!」
 「自分の服より多いって話だわ」
 「その8! 会話のふしぶしにアニメのセリフを入れたがる!」
 「特に富野言葉は多いよね。『ボウヤだからさ』とか『認めたくないものだな』とかね」
 「その9! 夏休みじゅう美少女ゲームやってただけでひと夏の経験をした気になってる!!」
 「そんなインドアな夏の思い出があるかってのよ」
 「その10! 現実と虚構の区別が極めてあいまいである!!」
 「コナ○に電話して『し○りちゃんに会わせて』とかマジで言うからね……」
 「その11! 自分の作ったキャラの設定や世界観を他人に聞かせたがる!!」
 「自己満足の世界観を聞かされ続けるのってホント地獄よね」
 「その12! 他人の価値観は認めない!!」
 「自分の気に入らない作品を支持する人がいると親のカタキのように攻撃するわ」
 「その13! 外ではおとなしいが実の親にはウルサイ!!」
 「内ベンケーというやつネ」
 「その14! 非常に自虐的である!!」
 「開きなおっちゃって他人の迷惑かえりみないのよねっ」
 「その15! アニメキャラでしかオナニーできない!!」
 「……っていつまで続けんの、コレ?」

 さあ、君はいったいいくつ当てはまっているかな? ちなみに私は四つだ!
 意外と少ないみたいだが若いころはもっと多かったぞ! 全然威張れることじゃないけど!
 散々男がバカにされてる感じだけど、これ、ちょっと設定変えれば、全部女側にも当てはまることじゃないのか。『サイボーグ009』に入れこんでた高校生のころのくらた○こと倉○真○美なんか、モロ全部クリアしちゃうんじゃないかね。男にいろいろ注文つけたりしてるからかえって軽く見られてだめんずに引っかかったりするのだよ。
 モテる女がいい女とは限らない。
 本人は「私ってそんなにステキ?」とか思ってて悦に入ってるけど、男から見たら「すぐヤラせてくれそうな女」「いくら虐待しても罪悪感感じずにすむ女」って思われてるんだよ、実際はよ!

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06月09日(日)
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