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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■興奮する電話。でもアッチ方面ではナイ/DVD『エイリアン9』4巻(完結)/『楽園まであともうちょっと』1巻(今市子)ほか
脚本はレジナルド・ローズが現代に合わせて、基本設定は同じでも「精神鑑定の信用度」の問題を盛り込んだりしている(余り効果がないけど)。
前作にはいなかった黒人俳優を配役したり(議長の1番、2番、10番が黒人)、ハンディカメラで迫力を出したりと、工夫はあるのだけれど、主演のデイビス役のジャック・レモンがトシを取り過ぎてるのがどうも痛々しくってね。隣席のマカードルの方がより「老人」という設定なんだけど、見た目たいして変わんね〜(^_^;)。ほぼ遺作に近いやつだから仕方ないんだろうけど、前作のヘンリー・フォンダの実直さはどうしても感じられない。
まず見るならやっぱりルメット版を推すなあ、私は。
前作では、リー・J・コップが演じた最も激烈に怒る3番の役を、リメイク版ではジョージ・C・スコットが演じてるんだけど(これも遺作に近いかなあ)、この人、『エクソシスト3』でも、1作目でコップが演じたキンダーマン警部補
をやってるんである。特に顔が似てるとも思わないけど、何か個人的な繋がりでもあるのかなあ、この二人。
日本で言えば小林昭二のあとがまはいつも塚本信夫がやる、みたいな(^o^)。
DVD『エイリアン9』4巻(完結)。
うーむ、3巻まではこれからどうなることかとおもしろかったのになあ。
結局、原作を消化しきれなくて途中でぶった切りってか。
校長に久川先生、どうもエイリアンっぽいけど(かすみも今回、仲間になったのか?)、どうしてエイリアンを呼び寄せて小学生に退治させるようなことをしてたのか、またその対立組織が何だったのか、語られないままだよ。
でも、原作は最後まで読んでないけど、全ての謎が明かされてるってわけでもないような気がする。気を引かせるだけの設定っていうか、マクガフィンだけで成り立たせようって印象は最初からあったしね。
……って、『エヴァ』じゃん(^_^;)。
確かに、エイリアンが精神攻撃しかけてきたり、主人公のゆりちゃんが成長しないで終わっちゃうあたりも『エヴァンゲリオン』の影響が大……つーか、設定・ストーリー構成も、見終わってみりゃ、全く『エヴァ』と同じなんだってことに気がつく。
あからさまなのは、エイリアン・イエローナイフの声に石田彰(「カヲル君」だよ〜、まだ萌えてる女の子いる〜?)を持ってきたこと。スタッフは絶対、確信犯でやってるよな。
でさ、ラストがまた「首締め」なのよ(^_^;)。ここまで来ると、いくらなんでも露骨過ぎない?
もう、いい加減、「エヴァ・シンドローム」にはケリが着いたと思ってたのになあ。動きや演出がずば抜けてイイだけに、逆に「これでイイの? パクリ……とまでは言わないけど、もう少しなんとかならなかったの?」と言いたくなってくるよ。
それといくら原作の絵柄を生かすからってねえ、富沢ひとしの全くキャラの描き分けが出来てねえとこまで、律儀にそのままトレースするかよ(-_-;)。せめて眉太くするとか、背丈や体型にメリハリつけるとか、工夫しろよ。……あ、そう言えば、シリーズ構成の村井さだゆき、『ブギーポップ』テレビシリーズとか、『エヴァ』フォロワーの作品連発してた人だったよな。
なんか、結果的に凄く「惜しい」作品になっちゃった印象。
『アニメージュ』『ニュータイプ』5月号。
まあ、いろいろ記事はありますが。
……『ガンバの冒険』BOX……?
ダメだって(-_-;)。
マンガ、秋本治『Mr.Clice』4巻(集英社/ジャンプ・コミックス・410円)。
おお、前巻からそれほど間を置かずに4巻が。
これを待ってたオタクも結構多いのではないか。
『こち亀』もそうだけど、これだけメジャーになってて、しかもオタク層もしっかりゲットしてるってところが秋本さんのすごいところだけれど、クリスの「モトは男だけど、脳だけ女の体に移殖されたスパイ」ってだけでもう弾けてるからね。両さん以上に破天荒、荒唐無稽ができるところが本作の強み。
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04月15日(月)
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