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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■肉ウドンにすればよかったのか?/『南高裏生徒会』(日下部拓海)/『だめんず・うぉ〜か〜』3巻(倉田真由美) …“NEW”!
 顔を引っ込めるしげ。
 またヒョイと寝室から出て来て、私の隣の椅子に座る。
 「寝てろってば」
 寝室に戻る。でも5分もするとまた顔をそ〜っと……。
 「寝ろ!」
 ……「さびしんぼう」だなあ。富田靖子か、お前は(そう言えば、昔、そう言われてたことあったな)。 

 某チャットで、某会合の打ち合わせ。
 なんだかその会合の幹事みたいなことをしなければならないような雰囲気なので、これからチャット行きが頻繁になりそうな気配なのである。
 これでますます日記の更新が遅れることになるな、とタメイキ。
 まあ、ボチボチやりまっさ。


 マンガ、日下部拓海『南高裏生徒会』(実業之日本社/MBコミックス・400円)。
 「エンピツ」の「ぽんぽこ日記」でもお馴染み、日下部拓海さんの一つ前の新刊。『純情!鈴鳴学園探偵部』の1巻も発売されてるはずだけどどこの本屋に行っても見かけない。これもあっちこっち探してやっと見つけた。
 福岡はイナカだなあ……(ーー;)。
 日下部さんにはこの日記も「お気に入り」に入れていただいてるので、この記述も読まれちゃうわけである。正直な話、読む前は読んでみてつまらなかったらどうしようかなあ、私は身内だろうが誰だろうが、批判するときは批判するって決めてるので、ヨイショするのだけは死んでもイヤだなあ、と思ってたのだ。
 でもまず、絵が私の嫌いなタイプでなかったのでホッとした。
 つーか好みだった。
 清潔な絵柄だけれど、線に艶がある。誉め言葉になるかどうかは解らんけど、「セクシー」でイイぞ。主人公の緋芽、ストレートのロングヘアで、モロ私のタイプだったりする♪ 男二人はどうでもいいが(←正直)。

 ……余りフザケタ誉め方しちゃいかんな。マジメに行こう。
 学園モノで「裏」生徒会パターンってのは決して目新しいものではない。
 ただ、その「裏」のベクトルが正義か悪かのどちらに向かうかによって、ドラマ展開はガラリと変わる。
 ラクなのはもちろん、「裏」が影の悪の組織である場合。もう70年代の学園モノって、たいていこのパターンだったよなあ。実は主人公のすぐ側にいた気弱なメガネ君が影の総番長だったりしてな(^_^;)。
 「裏」を影の正義の組織にするって設定は、意外と少ないんである。
 というのも、なぜその組織が「裏」でなければならないかってことに説得力を持たせることが難しいからなんだよね。……「正義」なんだから、わざわざ陰で暗躍しなくったって、表で活躍すりゃいいじゃん、って言われたらそれまでだし。ヘタに「暗躍」させちゃったら、「正義」のイメージが崩れるってこともある。
 だから、登場人物たちが「裏」として行動するための一本筋の通ったポリシーみたいなものが必要になってくるのだ。一番簡単なのは、「タテマエ」でしか動けない「表」に対して、多少、倫理に引っかかる奴らであっても、「本音」で生きるやつら、という設定にするのが妥当なところだろう。
 野間美由紀さんの『パズルゲーム☆はいすくーる』なんかは、その「裏」にあたる「ミステリ研」が、決して一本気な正義じゃないって設定にしてあって、結構ヤバげなこともしているのである。

 本作も、初めはそのセオリーに則ってドラマが展開する。
 まず、舞台となる南校、橋本淳という1年生の不良に牛耳られている。オモテの生徒会はすっかり弱体化していて、一般生徒は「あえて校則を無視しなければかえって危険に陥る状況」が生まれている。この設定はリアルだ。
 つまり、非行に走ってるのは一部の生徒に過ぎないんだけど、マジメにしてるとそいつらの標的になっちゃうわけだね。だから、制服があるにもかかわらず、誰も制服を着て来ない。着て来れない。
 しかも、その状況を教師もなんとかしようという気になってない、という設定が紹介される(ここはもう少し説明がほしかったところだなあ。教師がそれだけ無気力なのに、PTAはどうして動かなかったのか、とか、やや疑問が生じる。現実の学校では、イジメや非行が放置されてても学校の評判が落ちるのを気にして、PTAもだんまり決めこむって例、結構あるから、そういう説明がちょっとでもあればね)。

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03月09日(土)
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