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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■食事中には読まないで下さい。/『ラーゼフォン』1巻(百瀬武昭)/『増量・誰も知らない名言集』(リリー・フランキー)ほか
 反面、私もしげと長年暮らしてきたせいか、しげのダークサイドにかなり影響されていて(しげ本人はかなりペシミスティックな性格です。でも会った人間にそれと感じさせないのは、マジで記憶力がなく、自分の暗い性格まで忘れてしまうからです)、「どうせ外交辞令なんだ、本当は原稿送られて掲載せざるを得ず、困ってるんだ、打ち切るきっかけを探してるに違いないんだ」とか、つい思っちゃうこともあるのである(しかし、こうしてみるとしげの思考法って、人間としてダメだよな)。

 ところが、そちらのホームページで久しぶりにチャットをしてみると、「次の展開はどうなるんですか?」と質問の嵐。しかも過去ログ見ると、私がいないときでも「おもしろい」と言って下さっている人が多い。
 チャットって、短い言葉でヤリトリしなきゃなんないから下手な外交辞令が混じる余地ないのね。
 わあ、ホントに期待されてるんだ。
 なんかなあ、実生活じゃあまり楽しいことがないんで、嬉しくてついつい涙まで出てしまう。
 期待に答えられるだけのものが今後も書けるかどうか分らないけれど、時間の許す限り、そっちのほうにエネルギーを割いていこうと思うんである。
 でも、これで「ヒキコモリ」になっちゃったりしたらシャレにならんなあ(^_^;)。


 帰宅したしげに、「いやあ、今日はいっぱい血が出ちゃった」という話をしたら、「で、その血塗れパンツはどうしたの?」と聞かれる。
 「洗濯に出したよ?」
 「……オレの洗濯物も一緒に?」
 「もちろん!」
 「いやあああ! オレの服がきちゃなくなるううう!」
 「大丈夫だよ、二度洗いしてるし」
 「うんちがつくううううう!」
 「つかねーよ!」
 実際、洗ってるんだから汚れるわけないじゃん。何を勝手なこと言ってんだか。
 しかしなあ、自分の○○○○○○○○○○○は平気で私の洗濯物と一緒に洗うくせに、私のときだけ嫌がるというのは理不尽だよなあ。
 ウチでは便所掃除も風呂掃除も私の担当(つーか家事全般を結局私がやることが多い)んだが、汚いとこは全部他人に押しつけて自分だけキレイでいたいってのはやはり人間として間違ってる。
 「洗うのは洗っといたんだから、せめて干すだけは干せよな」
 「いやあああ!」
 「いやじゃない! じゃあ何もかもオレに押しつけて、おまえはこのウチで何をするんだよ」
 「……たまにするもん」
 「してねーよ! 自分の妄想の中で生きるなっ!」
 でもやっぱり、この洗濯もずっとほったらかすんだろうなあ。
 仕事の送り迎えもしょっちゅうサボるし、予想してた通り、日々の生活費は車を買う以前より逼迫してきてるのである。
 必然的にしげに渡す生活費もカットせざるを得ないが、それくらいは覚悟しておけよな。このバカ妻め。


 晩飯は「一番カルビ」で焼肉。やっぱりハラのことなんて全然考えてない……というより、うどんや雑炊食っても、薬飲み続けてもまるで治る気配がないならなに食ったって同じだ。
 しげにはロースとカルビの赤身肉、私はもっぱら牛ホルモン。狂牛病をこれほど気にしてない夫婦もそうはおるまい。


 マンガ、BONES・出渕裕原作、百瀬武昭作画『ラーゼフォン』1巻(小学館・560円)。
 百瀬さんって『マイアミ★ガンズ』の人なのだね。アニメの方しか知らんけど、こんな細い線であんな骨太のギャグやってたとは意外や意外。
 しかし中味はっつーと、つまんなくはないけどどうも入れこめる要素があまりないなあ。

 2015年、東京。
 突然始まった「外」との戦争。
 東京は実は時間の流れの違う閉ざされた世界だった。
 本当の世界の流れは2033年。
 謎の美女・遙によって外の世界に連れ出された高校生・綾人は、自分が「ラーゼフォン」と呼ばれる巨大なロボットの搭乗者として選ばれたことを知る……。

 なんつーかね、例えて言えばアヤナミのいない『エヴァンゲリオン』、ルリルリのいない『ナデシコ』を見ているような印象か。
 つまり、ストーリーのカギを握る謎めいたキャラがいないのね。

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01月26日(土)
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