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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■ヒメ様ご出座/アニメ『七人のナナ』第1話/『トランジスタにヴィーナス』3巻(竹本泉)ほか
どうやら研究者である六造ジイちゃんが、屋根裏の工房に持っていってしまったらしい。ナナがオーブンレンジを取り返そうとして、オーブンで焼かれていた中の物体を取り出そうとした瞬間……。その物体は輝きを放つや、7つに分裂し、ナナを異空間の中に取りこんでしまった!
そしてその光が収まった後、ナナは七人のナナに分裂していた!
笑ってばかりのナナっち。怒りんぼのナナっぺ。泣いてばかりのナナりん。のんびり者のナナっこ。冷静沈着なナナさま。ちょっとヘンな(女っぽい)ナナぽん。
……はい、おわかりですね、これ、もろにディズニーの『白雪姫』の七人の小人のパロディです。すなわち、「白雪姫」はあこがれの神近君というわけ。
だもんだから、初めこそ普通の少女ラブコメの雰囲気になるかと思いきや、後半、新たに作ったチョコを七人のナナのうち、誰が手渡すか、と争い始めたとき……。オーブンから出て来た7つのプリズムハートが輝きを放ち、七人はスーパーパワーを発揮!
空は飛ぶわ、京都(なんだろうな舞台は)の古寺や五重塔を爆破しまくるわ、街を破壊の渦に巻き込んで行く! って、お前らダーティペアかっ!
……やっぱりマトモなアニメ作る気はないみたいだぞ、それでこそ今川監督の真骨頂。テレビコードなんか気にせず、イクとこまでイッてほしいもんである。
それにしても、声優さんがもう新人さん(なんだろうな)ばかりで全然わかんない。わかるのはジイさん役の麦人さんくらいだ。「鈴木ナナ」役が「水樹奈々」ってのは、タイトルに合わせて付けた芸名か? 島田陽子とか早乙女愛とか松田聖子みたいに(例が古いね)。
のワリに、みんな意外に演技がウマイんだよねえ。主役の声、ちょっと渕崎ゆり子に似てて好みなほうだ。声優ブームが志望者を増やして層を厚くしてきてるのかなあ。だったらいかにもアイドル路線に走ったようなブームも、少しは役に立ってたのかもしれない。恐らく「どのナナが好きか」みたいな感じでファンも増えると思うが、私は当然、「ヘンなナナぽん」だ!(って力説してどーする)
WOWOW新番『おねがい*ティーチャー』第1話「教えてティーチャー」。
最初こそ謎の光が郊外に落ちて、それを目撃した主人公の記憶が消され……と、シリアスな感じで始まったのに、後半、SFっぽくなりながらも結局は巨乳セクシー女教師に純情な生徒があーもされたりこーもされたりとゆー、『いけない!ルナ先生』みたいな展開になっちゃったぞ。
声優がまた井上喜久子おねえちゃんで「最優先事項よ!」を連発するんだが、何が最優先なんだか。
どうしたんだ脚本の黒田洋介。自分で自分に癒しを求めたか。……まあ、『スクライド』も平行してやってるし、いろいろフラストレーションも溜まってるのかもな。
『オフィシャルブック THE ゴルゴ学』(小学館・1890円)。
謎本でゴルゴについてテキトーなことダベってたような本はあったけど、ここまでデータ主義に徹したオフィシャルブックもなかなか見当たらない。何しろゴルゴと寝た女のリストだけならいいが、そのときの「もだえ声」までリストを作ってるんだからバカだよなあ。
「あ、あ……」「おお〜!! ああ〜!!」「アンン〜ッ! オオオ〜ッ!!」「あああ……トオゴオ……」「Oh! Give it to me!」って、そうかそうか、英語ではそうやって求めるのか……って、そんなんまでデータ取るか普通(-_-;)。
で、私が選んだ(選ぶなよ)笑えるもだえ声ベスト3(ベストなのか?)。
1,「すてき!! ああ……雨のサントロペ!! 恋のサントロペ!!」
いやね、そりゃ雨も降ってて、そこはサントロペなのかもしれないけれど、例えば日本で「ああ……雨の中洲、恋の中洲!」とか「雨の道頓堀、恋の道頓堀!」とかヤってる最中に言うか? 売れない演歌じゃあるまいし。外国でだって普通、こんなセリフ言わんと思うぞ。
2,「おおお〜っ ち、ちくしょうっ こ、こんなのってあるのォ!! 悪魔!! 人殺しっ!! あああ〜っ」
ちゃんとゴルゴの正体を知っているところがすごいねえ。でも嬉しいなら素直に「天国よ〜」とか言えよ。もちろんこの女は後でホントに殺されるのである。
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01月10日(木)
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