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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■なっまえっ、そっれっはっ、もっえっるっ、いっのぉちっ/『ガゥガゥわ−太』1巻(梅川和実)ほか
 それのどこがおかしいの? と言われるかも知れないけれど、愛子ちゃんのひいひいばあちゃんにあたる大正天皇のご生母、柳原愛子は「やなぎはら・なるこ」という読みかただった。つまり、天皇家の子女は基本的に和音読みするのが普通だったんだよね(中宮定子とか彰子を「ていし」「しょうし」と読むのは通称で、ホントは「さだいこ」とか「あきらこ」とか読んでたとおぼしい)。
 そのへん、天皇家も「日本の」ってことに拘らなくなってるんだなあ、という感慨があったんである。
 それにしても、これで日本中に「敬子」ちゃんや「愛子」ちゃんって付ける親が増えたりするのかなあ。でも紀宮清子内親王ご誕生の時に「清子(さやこ)」って子供が増えたって話はあまり聞かなかったが。


 ネットではもう一つ、今月初めに起きた誘拐された子供の名前で話題が盛りあがっている。
 「騎士」と書いて「ナイト」と読ませる。
 親のナルシシズムをまんま子供に押しつけてる馬鹿さあたりがからかいの対象になっているのだけれど、こうまで極端でなくても親が子供に余計な思いを押しつけてる例は多くないか。
 例えば昔に比べて一段と増えた女の子の外人名前。
 「麻里安」だの「珠里」だの「恵美」だの「莉奈」だの(なんかみんな特撮・アニメ系で見たような)、指摘されなきゃ「あれ、それって外人名前だったっけ」と首をかしげられるくらい浸透してるものだってある。まあ、「迦芽崙」とか「如出依」とかいうトンデモナイつわものはそうそういないだろうけれども「日本人とも外人ともどっちでも取れる」という微妙な線を狙った名前はホントに増えたね。「めぐみ」なんかも、「メグ」って呼べばあっと言う間に『若草物語』の世界。
 それに比べて、男の外国人名前はなかなか作れない。
 どっちにも取れるって、「丈」、「譲次」とか「健」くらいだもんな。映画監督には「吐夢」ってのがいたがあれはあくまでペンネームみたいなもの。たまには「弁蛇民」とか「歩婆人」とか付ける馬鹿が出てくりゃ面白いんだけどな。
 そのことを考えると、この「騎士」くん、「当て字で読ませる」という行為がやっぱり「日本語」と「外国語」の妥協の産物なワケで、実はそれほどトンデモってほどでもない。だってローマ字で書いたら「NAITO」なわけで、「KNIGHT」にはならないもの。
 やっぱりこれから21世紀を担う子供たちにならば、親は、そんなどっちつかずの姑息な付け方するんじゃなくて、たとえどんな差別や迫害を受けようが、それをふっとばすほどの珍名・奇名をつけてってほしいとは思うまいか。
 アニメオタクならば、女の子に「アンシー」だの「セイラ」だの「クラリス」だの、堂々とカタカナのまんまでつけたいものだよなあ。
 ……うちにムスメが生まれたら「ヒルダ」にしたいな(^^)。
 ああ、息子はいらん。後のドキドキ感がないから(なんのだ)。


 昨日に続いて晩飯はゼイタクにスシ。
 しかし回転寿司のクセに「すし大王」のネタはバカ高。そうそう来れる店じゃない。こないだ来たのはいつだったっけ。もう半年以上前じゃないか。
 なのに結構繁盛してるようなのは、種類の豊富さによるところが大だろう。思いきって食ったトロが一皿850円。これだけで既におなか一杯だ。
 しげのここでのお気に入りは山盛りの卵サラダの軍艦巻きである。
 しげは卵好きだが、店によって、同じ卵焼きでも好きなものとそうでもないものに分れているようで、ここでは普通の卵焼きのスシは食べようとしない。別の店ではご飯なしの大卵焼きのみを食べたりする(それって既にスシじゃないじゃん)。
 要するに「スシの雰囲気」が好きなんだろうなあ、味音痴だし。ちなみにウチで卵焼きを作る時は必ず目玉焼きなんである。どういう拘りなんだか。


 夜は、部屋の中のクッションが大分ぺしゃんこになってきたので、しげが買って来たビーズを二人で入れる。これが意外と重労働で、1時間は軽くかかってしまう。
 それというのも、発泡スチロール製のこのビーズ、静電気のせいでやたらと服にくっついてくるのだ。袋を空けてクッションの中に落としても、ふわりと浮き上がってきて袋の表面を舐め、こちらの服に飛んでくる。

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12月07日(金)
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