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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■親の死にメよりアニメ/アニメ『ナジカ電撃作戦』MISSION 007/『MISTERジパング』7巻(椎名高志)ほか
今までロクに見てなかったけど、最終回(たった10話って……本気で短いんでやんの)だけ見てもたいして面白くないな。
よく分らんが未来から来たメイドロボットがみんな主人公の男の子のところに押しかけてきたって話らしい。まあ、『ああっ女神さま』っつーか『ラブひな』っつーか、あの手のパターンのロボット版ですわな。最終回も、まあありきたりと言えばありきたり。ウィルスに感染して危ない(ロボットだけにコンピュータウィルスにっちゅーことやね)ほかのメイドロボットたちを、主役のメイが助けようとするけれど、その過程でメモリーが初期化されちゃって……って、もしかしてこれまでのハナシをじっくり見てたら面白く感じてたかもしれないが、私はもう今更またかいってな感じでこの手のパターンはちと食傷気味だ。
メイの声が『彼氏彼女の事情』にも出てた山本麻里安なんだな。かわいらしい声ではあるけれど、どうも印象に残りにくい。ハタチも過ぎたし、さて声優界で生き残れるかどうかはこれからだろうな。
『ナジカ電撃作戦』MISSION 007「殺意の弾丸は乾いた微笑みと共に」。
過剰運用のせいでメンテナンス中の(と言っていいんだよな、ヒューマリットなんだし)リラがいないので、ナジカの今日の任務は単独行動。
「リラがいなくて大丈夫かね」
「お忘れですか? 私はもともと一人なんですよ」
一見冷たく聞こえるこのセリフも伏線なんだよな。本当はナジカは少しずつリラに、というよりはヒューマリット全般に対して心を通わせるようになっているのだが、そのリラがいない時に、いかにもヒューマリット開発に関わっていそうな天才少女数学者スワンニーを保護する任務がナジカに下るってのがなかなか脚本、考えてあるね。
やっぱり毎回パンチラ尻見せは盛り沢山なんだが、それを抜きにしても(いや、抜きにしちゃ語れんが)スパイアクションドラマとして佳作にし上がってることは間違いないのだ。
で、そのあとの『アニメぱらだいす』ではリラ役の井端珠里がゲスト出演してたんだけど、この子まだ中学生なんだね。あのシロウトっぽい声は演技とばかりは言えないわけだ。いや、感情に乏しいヒューマリットって設定には実に合ってるんだけども。
中学生なのに背が意外に高い。見た目170センチくらいあるんじゃないか。そのせいなのか、猫背でずいぶん姿勢が悪い。役者としてやってくなら、声優ばかりじゃなくて舞台での演技なんかもしていかないといけないんじゃないかな、なんてどうもこのトシになると新人さんに対して勝手な世話焼き発言が多くなるな。これは決して私がロリコンなせいだからではないぞ。
いや、ホント。
『エイリアン9』の大谷ゆりの声もこの子がアテてたのか。シロウトっぽい声優を使うことに反感を示す人もいるが、例えどんなにうまい声優さんを使っても、子供の自然な演技にはかなわないってことはあるんである。
『となりのトトロ』と『火垂るの墓』が併映で公開された時、映画的な完成度は『トトロ』の方が優れていたにもかかわらず、声優に関しては本当に子供を使っていた『火垂る』の方がはるかにリアリティがあったことを考えると、私はやはり「日本の声優は世界イチィィィィィ!」なんて押井守みたいなことは言いたくないんである。
あと『キカイダー01』の第一巻の宣伝と、関智一と森久保祥太郎の対談もあったが、チラッと見ただけでは前作より作画レベルは落ちている感じ。けれど対談では前作よりずっと01のイメージに引きずられてアクション中心の話になってるらしい。さて、それで果たして原作のあの悲しいラストにちゃんと収斂されていくんだろうか。ちょっと不安要素が結構あるぞ。
結局、しげが帰って来たのは12時。
「何でそんなに遅くなったん」
「いきなり店長がこけてケガした」
「……なんじゃそりゃ」
「だから、椅子に乗って何か上にある物とろうとして、コケたんよ。で、介抱してるうちに客がドドッと来やがって、帰れなくなった。『ナジカ』今日はナマで見れると思ったのに」
……「ナマで見る」って、コトバの使い方間違ってるぞ(^_^;)。
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11月22日(木)
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