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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■スカートの下のお花畑/『HUNTER×HUNTER』13巻(冨樫義博)/『20世紀少年』7巻(浦沢直樹)ほか
 熱血教師とヘンタイ教師はその幻想性において実はごく近しい。どっちも生徒にありもしない「特別」な何かを見出してしまっているという点においては。彼らが見ているのは常に現実にはありえない美しいだけの「お花畑」である。

 もちろん、我々は何一つ幻想を抱かずに生きて行くことはできない。「現実を生きる」なんてことはそれ自体が滑稽な「幻想」だ。だが、自分の持っている幻想が他人に受け入れられるものかどうか、それを判断する力は生きていく上で必要不可欠なことだ。なのに教師にはそれが決定的に欠けているのではないか。
 私ら夫婦にはまだ子供がいないけど、いたとしても学校になんかやりたくない。いや、マジで。
 親が子を学校にやるのは、実のところ「ほかに選択肢がない」「行かさないわけにはいかない」という消極的な理由が殆どなんじゃないのか。「学校」に行かなくても社会人になる手段が他にたくさんあれば、そっちを選ぶ親だってドッと増えると思うのである。
 生徒が教師の幻想、いや妄想に付き合わされて、被害を被っている点では、授業も痴漢も同じことだ。義務教育なんて小学校だけで充分だし、高校への進学率が90%越えてるなんて、生産人口の高齢化を招いてるだけだ。いい加減、学校制度の縮小、廃止、民営化も含めた構造改革もやっちゃったほうがいいと思うんだけどなあ。そうすりゃ教師たちも、ちったあ世間に近い幻想を持ってくれると思うんである。

 誤解のないよう言っとくが、私が否定してるのは「学校」であって、「学」自体じゃないからね。念のため。

 あと、「特殊レンズ付きカメラ」というのがどんなのか記事だけではよく分からなかったが、通販かオトナの玩具屋で購入したのだろうか。そっち方面には疎いんで、どんな品なのか誰か知ってたら教えてください。いや、別に購入はしませんが(^^)。 


 今日も行き帰りはしげに送ってもらう。
 なぜか帰りはまた駐車場で20分待ち。時間は予め教えてあるのに遅れて来るのは「どうせまた残業で待たされるんでしょ」と怒ってるのかも。でもまだ秋だからいいけれど、真冬に待たされるとマジで風邪引いちゃうよん。
 (T^T)(^T )(T )( )( T)( T^)(T^T) ヒュルルル。
 しげは今でも充分寒いのか、カーエアコンで暖房を懸命に入れようとするが、なぜかフツーの風が送られるばかりで、まるで暖かくならない。
 「えい、もーいい! 暖房なんか入れちゃらん!」
 とスイッチを切るが、それじゃますますイミないじゃん(^_^;)。

 銀行に寄ると、マンションの管理費がなぜか今月はいつもの月の倍額引き降ろされている。今月から駐車場代がかかるのは分かるが、そんなに? 管理会社に聞いて見たら、あと三ヶ月にいっぺんの水道代も引かれているのであった。
 うわあ、月末までの予算の計画が思いっきり狂っちまったぞ。これでしばらく、買い置きのレトルトパックだけでやり過ごさなければならなくなってしまった。……しげの送り迎えで、タクシー代が随分浮くと考えていたのだが、計算違いだったなあ。
 でも、そんなこと言いながら、コンビニに寄ったら「おっ、『HUNTER×HUNTER』の新刊♪」とか言って買ってしまうのである。自分で自分の首を締めるとはこのことだ。

 しげ、車庫入れのときに後方の車を気にしたのか、なんの気なしに「悪りいね」と口にしたあとで、「『悪いね』と言ったら思い出すことって一つだよね」と聞いてくる。
 「……わりいねわりいね、ワリーネ・ディートリッヒ?」
 ちょっと疲れ気味にそう言ったら、しげ、得たりや応、とばかりに「だよね!」と笑う。
 小松政夫さん、お元気かな?


 林忠彦『文士の時代』(朝日新聞社)。
 バー「ルパン」での太宰治の写真が一番有名になったことが、生前の林さんには痛し痒しだったらしい。どの世界でもそうだが、作者の代表作と思っているものが世間の認める代表作とは違っている、ということはよくあることだからだ。
 確かに、作家たちの写真を眺めて行くと、太宰の写真と比べて遜色のない、いい表情のものがゴマンとある。有吉佐和子の若いころがあんなに可愛いなんて、ちょっと信じられないくらいだし。

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11月02日(金)
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