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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■どこまで行くのかな、クラリス……天神まで行きました(-_-;)/DVD『STACY』ほか
超ロングか、アップか、どちらか一方、中途半端な撮り方をしちゃいけない。「よく見せない」ことで、そのイミを観客に感じさせねばならないのだ。
つまり『ゴジラ(1954年版)』のように加藤夏季を撮らねばならないのだ!
これだから中途半端な特撮オタクに映画撮らせるとよう。
(T^T)(^T )(T )( )( T)( T^)(T^T)
昼は疲れ切っていたのが夜近くまでぐっすり昼寝。
カラダは休まったが、何もしないで一日が過ぎるというのももったいないので、買い損ねているマンガを買いに、車でキャナルシティの福家書店へ。
文庫も含めて十冊ほど買いこんで、ウェンディーズで晩メシ。
ここまでは何の問題もなかった。
行きのしげの運転も順調だったし。
「初心者」の恐怖を私が味わうのはこれからである。
自宅からキャナルまでは、車ならおそらく二十分ほどの距離である。自転車でだって、30分で余裕で着く。
キャナルを出たのが6時30分。まあ、7時にはウチに帰りつくであろうと考えるのが自然なところだ。
誤算の一つは、車だと、キャナルから道に出ること自体、時間がかかるということだった。5、6、7、8階の駐車場の車が、一斉に1ヶ所の出口から出ようってんだから、これは時間がかかる。ようやく道に出たのは7時10分前。……20分もかかるかよ。
私は夜だと全く夜目が利かないので、助手席に座っていてもナビはできない。
「一方通行とか、そういう標識全然わかんないから、どっちに曲がればいいか、地図で確認しといてくれよ」
「うん、わかった」
しげは、地図を見て確認して、堂々と言った。
「道に出たら左へ曲がるよ」
……このとき、私は不安を感じるべきだった。
行きは右の方からこの駐車場に入ってきたのだ。ならば右に戻るのがスジと言うものである。しかし、地図で確かめてまで間違いをしでかすとは普通、思えない。
「いったん左に行って右に曲がるから」というしげのセリフを素直に私は信じてしまったのだ。相手はしげだと言うのに。
予定通り左に曲がって、中洲の手前まで出て、しげが言った。
「あれ? 右に曲がれない」
道路の上の矢印が右を向いていない。このまま進めば、天神に向かうことになる。
「しょうがない、いったん天神まで出よう」
「ちょっと待て、なぜ天神まで出なきゃならん? 中洲の中を通って逆戻りすればいいじゃん」
「でも中刷って一方通行多いから道わかんないし。まっすぐ行って左に曲がるよ」
わかんないも何も、目の前を車が中洲に何台も入って行ってるのだ。それが見えないのか。
そう言ってもハンドル握ってるのはしげだし、どうにもできる状況ではない。そのまましげは直進しようとするが、あっと言う間に渋滞に巻き込まれる。こうなると右へも左へも行けない。
「おまえ、左に曲がりたいって言っときながら、どうして左車線に行かないんだよ。これじゃもう、信号のところで中洲の方に向かうしかないだろ」
「……わかった、あんたの言うことを信用しよう」
「信用しようって、いつも自転車で通ってるときに車がどう動いてるか見てるだろ!?」
結局中洲を通りすぎ、明治通まで出て、さらに大博通りまで戻って、ようやく博多駅の方へ向かった。
この間、30分。最初右に曲がってりゃ1分の距離をこれだけかけやがった。さすがは若葉マーク。っつーか、しげ以外の誰にこんなバカなマネができよう。
「だって、この道行けばいいのかなって思ってるときには通りすぎてるんだもん」
教習所、なんでこんなやつに免許取らせた。何か間違ってないか。
帰宅は結局8時。20分の距離に一時間半か。やっぱりこれはしょっちゅう練習させないと危なっかしくってしかたがない。
……結局、また私の仕事が一つ増えたってことなのかよう(T∇T)。
私の心労をヨソに、くそしげは言うのであった。
「今日は天神まで行けたね♪」
夜中にどこぞの民放で『マネーの虎』というのをやっている。
お金持ちの社長に、一般視聴者が応募して、事業のための出資をしてもらおう、という番組らしい。
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10月27日(土)
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