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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■新番第3弾……いつまで続くのよ/『おとぎストーリー 天使のしっぽ』第1話ほか
 自衛隊の海外派兵がどうのこうのと、テロ対策をどう考えるかってことよりも自分たちの立場をどこに置くかってことしか考えてない政治屋やエセ文化人やジャーナリストと称してるトップ屋どもが大挙して石の下のワラジムシみたいに蠢いてるさまは見ていてムナクソ悪くなることも多いんだけど、どうせ本当に戦争になったりしたら自分たちだけ安全なところに身を隠そうとするのは目に見えてるよな。
 自分たちにできることなんて何もないってことにも気付かないで、何かできるように振る舞ってみせることをアジテーションとかプロパガンダって言うんだよ。いい加減、社会不安だけを撒き散らすのはやめい。
 

 さて、先日から新番組アニメを中心に、「できるだけ放送中のアニメを見よう」と決心し(なんでだよ)、『オタアミ会議室』などにも書きこんでいるのだが、早くもちょっと挫折気味。
 どうもなあ、「出来が悪い」と切って捨てるほどのものでなくて、つまりは可もなく不可もなくという程度のものが多いんだよねえ。そういうののほうが、かえって見るのが苦痛だ。突っ込み入れたってねえって気にもなっちゃうもので。
 番組表に小さくしか載ってなくて、つい見損なったり、ハナから見ることが出来ない作品があるのも業腹だ。
 ……『まほろまてぃっく』、BS−でしか放送しないとはねえ。GAINAX、新しいメディアには必ず手を出すのな。……『炎の転校生』の二の舞を演じなきゃいいけどさ。


 『フルーツバスケット』第14話。
 ああ、なんかやっと、見てて笑える話になった。
 何より新登場の「綾女」(男だ)ってキャラが秀逸。
 少女マンガの典型的なナルシストキャラなんだが、なぜかかつては生徒会長まで勤めたほどの人気者。
 生徒たちが歓楽街に出入りしたってんで、弁護に立った綾女のセリフ。
 「性欲は安易に否定されるべきじゃない。我慢できなくなることだってある。……そういうときは……ボクで欲情したまえ!」
 ……するか(-_-;)。
 

 WOWOW新番組アニメ、『おとぎストーリー 天使のしっぽ』第1話『忘れえぬ絆』。
 運の悪さでは誰にも負けない睦悟朗。ある日占い師に「今日からつきますよ」と占われて、家に帰ってみると、見知らぬ3人の女の子が。ラン、ツバサ、クルミと名乗った彼女たちは、実は悟朗がむかし飼っていた動物たちの生まれ変わりだった。……つまり「憑かれた」ってわけね。……まあ、いいけど(ーー;)。
 オープニングのモノクロフィルム風の「思い出」の演出、あざといけれど悪くはない。
 いや、実はこの「昔、飼っていた動物が生まれ変わってもとの飼い主のところ
へやってくる」ってプロット、結構イケるんじゃないかって思うのよ。
 子供の頃に動物飼ってた経験があって、「二度と戻れないところへ行っちゃった」悲しみに耐えたことがあれば、アレは確かにムネにズンと……ねえ。
 ……でもいくらなんでも全部で12匹、しかも全員メスってのはちょっとやりすぎだ(-_-;)。
 けれど、ここ数日のアニメの中じゃ、これが一番の出来かな。ったって、相対的なもんだけどさ。

 BSハイビジョン『ローマの休日』。
 何度見たか解らんが、偶然テレビにかかってるとつい見ちゃうんだよなあ、エディ・アルバートのカメラマンがよくって(^o^)。
 ……いや。オードリー・ヘップバーンだっていいと思いますよ。少なくとも他の映画は『ティファニー』でも『マイ・フェア・レディ』でも別にオードリーでなくっても、とは思うけれど(つーか明らかにミスキャスト)、『ローマ』だけはそうでもないからね。
 デビュー当時のオードリーって、その無国籍風の風貌から実際に、どこぞの国の「王女」にも見えただろうってことも解る。芝居がシロウトっぽいのも、いかにもアイドル映画だ。
 ……でも未だによく理解できんのは、日本人はこういう露骨なアイドル&ロマコメ映画、外国ものだと「永遠の名画」みたいな言い方するくせに、どうして日本のアイドル映画はすぐに貶めたがるかね。『ローマの休日』と山口百恵の『伊豆の踊子』と、映画としてどっちが上かって言われたら、甲乙つけがたいと思うが。

 木曜洋画劇場『WHO AM I』。

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10月04日(木)
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