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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■コロニー落としの報復は/『ヘブン』『ヘブン2』(遠藤淑子)ほか
最初に誰が言い出すかなと思っていた「アラブ擁護」、元ベ平連の小田実が、しっかり「アメリカの一党支配に対するアラブの報復」というような意味のことを述べている。いかにもなヒトがいかにもな発言をしているのは実に微笑ましいな(^.^) 。なんだかんだで、アメリカに原爆を落とされた日本、どんなに安保同盟を結んでいようと、内心アメリカに対して「いい気味だ」と思っている連中は結構多いのではないか。
そう言った潜在的な反米勢力が、あと1ヶ月の間に第2、第3のテロを繰り返し、アメリカを半壊状態にまで追いこめば、世界の勢力地図は相当、様代わりすると思うが、急激な行動は犯人たち自身のチカラをも減じかねない。
既に彼らは「持久戦」の構えに入っているのではないか。各国の影の協力者の間に潜伏し、アメリカが報復しあぐねて隙ができたところでまたテロを起こす。ベトナムゲリラがアメリカ軍に対して行った作戦の応用だ。アメリカはじわりじわりと国際社会での信用をなくし、ジリ貧になっていく。
私が犯人なら、そういう作戦を取るが、さて、犯人たちの真意はどこに。
あ、念のため言っとくけど、私ゃ別に「アラブ支持」じゃないからね。これはあくまで「現状分析」に過ぎないので、またミョーな勘違いをしないように。
『國文學』10月号、「ことばの最前線」特集。
こういうのではたいてい「若者コトバ」の採集が行われるのが常だが、若い女性たちに、「あなたは『違うよ』を『ちげーよ』って言いますか?」ってアンケートを取っていたのが面白かった。
2001年6月の調査で、女子短大生105人と、2001年1月の世論調査2192人とを比較しているのだが、世論調査では「使う」がわずか5.4%であるのに対し、女子短大生は45.7%。
圧倒的に「若い女性のコトバ」として世間では流通しているのだが、笑っちゃうのは、その肝心の女性たちの大半が、この言い方を、「男言葉で乱暴だから、ホントは使わないほうがいい」と答えていることだ。
だから使ってるのは女ばかりだって。
自分のことが見えていない女がどれだけ多いか、それが言葉のデータから見えるってことですな。
自分の彼女が「ちげーよ」なんて使ってたら、その人はかなりの「馬鹿」である可能性があります。注意しましょう。
……って、しげも使ってたんだ、これ。あたた(^_^;)。
夕方、テレビアニメ『フルーツバスケット』、入院中からチラチラと見てはいたのだが、今日初めてじっくり見てみた。
女の子に相当人気があるということだけど、さて、いったいどんなものなのか。大地丙太郎監督ということでもちょっと期待したんだけどねえ。
……貧乏でマジメでちょっとドジだけど人に尽くすのが大好きな、まあ「お人好し」な女の子が主人公。
劇中で、ある男の子が、その女の子を好きな男の子たちに向かってお伽噺を語るシーンがあるんだけど、その話ってのが「バカな旅人がいろんな人からモノをねだられるけど、バカな旅人はバカだから、どんなに騙されてもモノを与えつづけ、自分の体までバラにしてあげちゃった」というアホなもの。
なのに、男の子たちがそれ聞いて感動するのな。
「ああ、あの女の子は、自分のなけなしのバイト代まで、ぼくたちへのバレンタインチョコを買うのに使ってしまったんだ」って。
……そんなバカに惚れるなよ(^_^;)。
どうも毎回こんな調子らしいんだな、このマンガ。
つまりこれは武者小路実篤の『馬鹿一』とか、遠藤周作の『おバカさん』みたいな「バカ=純粋」って図式をいささか妄信的に賛美している小説の流れの上にあるのだな。
まあねー、キレイなものだけ見てたい永遠の女の子にはいいかもしれないけどねー、ヒネタおやじにゃ感動できるところがカケラもありませんがな。
せめてドストエフスキーの『白痴』みたいに、最後あの女の子が破滅してくれたら、リアルで感動できちゃうんだがなあ。まあムリだろうなあ。
CSファミリー劇場『ハレンチ学園』第1話『トイレット作戦』。
いやあ、ついに見たよ、懐かしの東京12チャンネル版『ハレンチ学園』を。
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09月13日(木)
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