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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■憎まれっ子世に……/『RED SHADOW 赤影』(加倉井ミサイル)ほか
 あああ、結婚さえしていなければ、角川三人娘BOX、全部買ってやるものを。

 ……まあ、相米さんは天国で誰も萌えないアイドル映画を○田○○子と一緒にでも作っててください。


 朝、メールボックスを開こうとしたら、えらく重くって全然開かない。
 ……なんと、ウィルス入りのメールが送られてきていたのだ。
 事前に気がついて削除したので、被害には合わずにすんだのだが、それから少しずつ時間を置いて、十何回も送られてくる。
 ちゃんと感染してるか確かめながら送ってるんだろうなあ。
 と言うことは、無作為にばら撒いてるんじゃなくて、私、ないしは劇団をターゲットにしているということだ。
 ……つーか、多分、私だろう。

 上記の相米監督に対する批判もそうだが、私は、自分がこうだと思ったことは、たとえそれが死者を鞭打つようなことであっても平気で書いてしまう。
 相米監督のファンだったら、これを読んで激怒するかもしれない。
 しかし、よく読んでいただければお解りの通り、私は根拠のないことは書いていない。私の根拠の立て方に対して批判することはできても、述べている意見自体について「黙れバカヤロウ」とは言えないはずだ。
 どんなにオチャラケたり、揶揄してはいても、私は「批評」以外のことは書いていないのだ。
 だから、それをまず受け入れることは、言論の自由を標榜する者ならば認めなければならない「義務」なのである。
 その上で文句があるのなら、その根拠を示して反論すればいい。

 日記を移転した時も思ったことだが、「理不尽な妨害」は、私の言動が民主主義の名において正当であることを逆説的に証明してくれていることになる。
 ……いや、そんな大げさなつもりで書いてるわけじゃないんだけどねえ。
 根拠のないプライドだけで生きてるようなクサレ野郎ってさ、「こいつには何を言っても勝てない」と思ったら、まず確実にヒステリーを起こしちゃって、暴力的な行為で報復しようとするものなんだよねえ。

 ああ、つまりウィルスを送ってきた御仁は、戦う前に白旗を振って、私を褒め称えてくださっているのだ。しっかり私の文章を読んで下さっているからこそ、本気で憤ってくださっているのだ。
 こんなステキな読者がまたとあろうか。
 読者へのサービスは公開日記を書いている者の義務である。いったいどうすればこの熱烈なる読者のご期待に答えることができようか。
 そうだ、この人は私が苦しみ、凹み、鼻っ柱を折られてシュンとしている様子が見たいのに違いない。
 わかりました。今から「困ります」。

 ぐすっぐすっ。
 ご、ごめんよう。
 悪気はなかったんだよう。つい手が滑って、ヒドイこと書いちゃったんだよう。
 もうウィルス送るなんてことしないでくれよう。
 パソコンが壊れるかと思ってビクビクしてたんだよう。
 夜も眠れなくて、体調は崩すし、下痢と便秘はいっぺんに来るし、アラン・ドロンかジェラール・フィリップの再来かと言われてた美顔が、モンゴメリー・クリフト並に落ちちゃうし、アタマはもともとオカシイし、あんまり苦しくてバカ食いしたんで体重が1キロ太っちゃったし、今日録画する予定だった『SAMURAI GIRL リアルバウトハイスクール』はうっかり録り損なっちゃって土曜まで待たなきゃいけないし、夢の中に横溝正史が出て来たんで、思わず、「セ、先生、『女の墓を洗え』と『千社札殺人事件』はどんな筋になるんですか!」って聞いたけど、ニヤニヤ笑うばかりで全然返事してくれないし、踏んだり蹴ったり突っ込んだりだったんだよう。

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09月10日(月)
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