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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■What is Okyuto?/『新暗行御史』(尹仁完・梁恵一)ほか
 美少女アニメのファンで『ミンキーモモ』なんかが好きだった、ということだが、またこれで「アニメ規制」なんてこと言い出すバカがいやしないかと思っていたら、『ザ・ワイド』で市川森一が「今の少女マンガはひどいですよ。規制していくことも考えないと」なんて言い出しやがる。
 美少女アニメと少女マンガを混同している無知も甚だしいが、結局この人、何を規制の対象とせよと言っているのか。少女マンガと言ったって、『ちゃお』や『なかよし』を指しているわけじゃないだろうが(それともそうなのか?)、じゃあ『花とゆめ』はダメなのか? あるいは『少女を主人公にした青年向けマンガ』ということなのか、同人誌のエロ描写のことを言いたいのか。結局、何が言いたいのか皆目わからず意味不明なのである。
 一般の少女漫画誌に規制されなければならない要素はないし、成年マンガはもともと未成年が読んじゃいけないものである。同人誌のようにマスメディアではないものにまで規制を入れろというのはまさしく暴論。
 そもそも性的な表現媒体が即、性犯罪につながるものではないというのはごく常識なのに、何をトチ狂ったのか。だいたい犯人はもう成人じゃないか。「アニメのせいで犯罪に走った」なんて言い訳が通用するトシじゃないのだぞ。
 ウルトラシリーズでも底の浅い脚本しか書けなかったやつだからなあ。仮にも作家なら、自分の脚本が規制される可能性も考えて発言をせんかい。


 夕食前に運動のための散歩。これが最後の外出になるか。
 荷物が増えるというのに、コンビニで『SPA』や『ダ・カーポ』、『クレヨンしんちゃん総集編』などを買う。
 近道をしようと道を斜めに突っ切ったら、どこか知らない道に出てしまって、1時間以上、迷う。
 思い出というものは最後の最後にできるものである。


 夕食はめだいのマヨネーズ焼き、ブロッコリー、山芋和え、おきゅうと。
 博多以外の方にはこの「おきゅうと」というのがなんなのか知らない人も多かろう。
 「エゴノリ」という海草を乾燥させ、水に戻して煮詰め、金網で裏ごししたあとで薄く小判のような形に引き延ばして、冷やして固めた食ベ物。実際に食べる時には、思い思いの幅に切って、カツオブシやネギなんかを混ぜて、ショウガ醤油や酢醤油で食べる。まあトコロテンみたいなものだけれど、舌に張りつくような触感が微妙に違うのな。あまりたっぷりとは醤油をつけず、ご飯と一緒に食べるのが通常の食べ方。でもスーパーで売ってるのの中には、既に細く切られちゃってるのが多くて今イチ。
 私ゃ太幅に切るのが好きなんでねえ。あまり細いと触感がないのよ、これ。
 今日のも細く切られてあって、醤油も余計にかかっていたので好みではなかった。先祖代々の博多人としては、おきゅうとの食べ方に関してはちとウルサイのである。「うるさいなあ」と思う人は読まなくてよろしい。


 6時から、NHK総合『天才てれびくんワイド/探偵少年カゲマン 総集編』。
 原作マンガも読んだことないのだが、結構古いマンガではなかったかなあ。なんで今ごろアニメ化、という気がしないでもないが、『名探偵コナン』に対抗して、小学校低学年に向けた推理クイズアニメを一つ立ちあげようってところなんだろう。
 推理ったって、ドアにアリの絵が描いてあって、三つのランプにそれぞれ「あ」「か」「り」と字が書いてあるのだけれど、どれを消したらドアが開くか、なんていう他愛のないもの。でもこれくらい可愛げがあると、『コナン』みたいなただのカッコつけミステリよりずっと好印象。
 何より作画が『宇宙海賊ミトの大冒険』の近藤高光さんだよ。昔ながらの漫画映画っぽい絵柄でなつかしいのである。


 マンガ、臼井儀人『クレヨンしんちゃん まだまだあるゾ!オラの秘密!?号』(双葉社・380円)。
 『ブリブリ王国の秘宝』と『雲黒斎の野望』の映画原作に長編を収録した増刊号。

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08月23日(木)
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