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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■全ての知識はマンガから/ドラマ『美少女仮面ポワトリン』第一話ほか
 あの、玩具でない手錠って、つまり「ホンモノ」ってことでしょ?
 ということは「ホンモノ」は警察関係者しか使わないと思うんですけど。

 今日び、ちょっと頑丈な手錠なら、「玩具として」ゲーセンのUFOキャッチャーにだってあるぞ。鉄バサミでないと切り離せなかったとか病院では言ってたらしいけど、すぐに外せなきゃ玩具であっても鉄バサミくらい使うだろう。
 それとも犯人はホントに警官なのか?

 先日の花火大会の報道でも、テレビは、例の「茶髪軍団が暴れていた」とか、当事者の発言をまるで検証せずに垂れ流してるとしか思えない。
 「証言」は「事実」とは異なるのである。そんな基本的なことも知らないから「誤報」は増えるんだが、それだけ報道関係者にバカが多いって証拠なのだ。
 ニュースが結局ジャーナリズムではなく、センセーショナリズムによって成り立ってるってこと、視聴者の側はいつだって心しておかねばならないのだろうな。


 仕事を終えてとっとと帰宅。
 しげが今日も「私のモナ王、モナ王返せ」とうるさかったので、途中でコンビニに寄ったのだが、そこは「モナ王」を置いてない店であった。
 まあ、アイスモナカならなんでもいいのだろうな、と思って、森永の「練乳入りモナカ抹茶」と「チョコモナカジャンボ」を買って帰ったのたが、観測が甘かった。
 途端に「モナ王じゃない〜!」とイジケるしげ。
 「なんで? 同じモナカじゃん」
 「チョコが入ってるでしょ? モナカにチョコは邪道なの!」
 ……そんなん知るか。
 仕方なくしげ、「抹茶モナカ」の方を取って一口ガブリ。
 「皮が違う〜」
 何が「皮」だ。たかがアイスモナカだってえのにグルメぶるんじゃねえ。
 プンスカしながら冷蔵庫を覗いてみると、非常食用にと私が買っておいた冷凍の「オムライス」が消えているのであった。
 ……だからその「オレのものはオレのもの、夫のものもオレのもの」ってジャイアニズムで世の中を渡っていこうってのは人間として間違ってるぞ、絶対。

 心の中にメラメラと燃えあがる殺意の炎をなんとか鎮火しつつ、「怒りっぽくなってるのはカルシウムが足りないせいだ」と思って息を整えて、新発売の「生産者の顔が見える牛乳」を飲むと、パックにホントに湯布院の牧場のおっちゃんあんちゃんたちの写真がついているのを発見。
 ……「私たちが作った牛乳です」だとお?
 てめーら牛育てただけだろうがあ! ホントに「生産者の顔が見える」ってんなら、ウシの写真載せろ!
 で、「は〜い、私、ウシの花子。絞りたての私のおチチ、成分無調整よ♪」とかコメントとって見せろ!

 ……すいません。疲れてるんです。許してください。
 
 それでもね、腰が痛いというしげのね、背中に湿布を貼ってやったりしてるわけよ、私は。けなげっていうより馬鹿だよね。
 ……今、気がついたけど、これって女王様と奴隷の関係……?
 (;_;)( ;_)( ;)( )(; )(_; )(;_;)(T-T)うるうる〜


 帰宅が早くなったので、日頃なかなか見られない教育番組なども見られて楽しい。「ハッチポッチステーション」で、『銀座カンカン娘』が流れたのにはのけそった。マニアックとは聞いてたが、親の世代だってそうそう知らんだろうに。
 カラオケなどでは「歌・高峰秀子」とだけしか紹介されていないが、オリジナルはもちろん、高峰秀子・灰田勝彦・岸井明によるトリオ曲なのである。で、「ハッチポッチ」でもちゃんと三人の人形がパートを分けて歌っているのだね。
 ……マニアックどころの話じゃないな。これはもうグッチ裕三というか、スタッフの趣味のみで成り立ってる番組なんだろうな。

 ちなみにオリジナルの映画『銀座カンカン娘』は、戦後間もないころのモノクロ和製ミュージカルです。
 ミュージカルったって、アメリカみたいな豪華絢爛なものが作れる時代じゃないですからねえ。物語自体、開き直って、貧乏画学生が金稼ぎにバイトしまくるという話だったりするわけです。

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07月26日(木)
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