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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■食いすぎたのは、あなたのせいよ/『コメットさん』(横山光輝)ほか
 キカイダーがグリーンマンティスに「キカイダー!?」と名前を呼ばれるシーンもない。というか、ゴールデンバット以外、喋れるロボットがいない。
 おかげでグレイサイボーグ、グリーンマンティス、カーマインスパイダーくらいまではなんとか分ったが、形状がまるで変わったオレンジアント、ブラックホースは一瞬分らなかった。ブラックホースなんてケンタウルスタイプの半人半獣になってるんだもの。
 ……コブラのロボットなんていたっけ? まさか「レッドスネーク」ってんじゃないだろうな(-_-;)。
 あ、ってことはハカイダーにも名前がないんだ。
 それが「リアル」ってことなら、なんかつまんないぞ、やっぱり。


 マンガ、椎名高志『MISTERジパング』5巻。
 こないだ4巻が出たばかりだってのに、もう5巻ってことはまさか完結が近いのか? はっきりパラレルワールドの設定を表面化させてからグンと面白くなってきた本作、やっぱり椎名さんはSFしてくれないとな。
 時空の彼方から天回によって呼び寄せられた本物の「秀吉」。
 なんだか突拍子もないみたいだけど、これ、つまりは「○○は二人いた!」ってパターンの変形なのだね。
 「義経は二人いた」とか、「二人の武蔵」とか。
 西郷隆盛なんか『カムイの剣』では何人もいたことになってたな(^^)。
 あ、そうか、これも結局はキカイダーとハカイダー、滝沢昇とブラック滝沢の関係なのだな。ああ、ちゃんと「少年サンデー」の伝統の上に乗っているとは。
 でも欲を言えばあと何人か女の子キャラが増えてくれたら申し分ないのだが。

 しげが椎名さんのホームページを見つけて劇団ホームページのほうにリンクしている。
 マンガ家さんのホームページって、面白いところとつまんないところの差が激しいが、椎名さんところはまあまあ面白い。週刊連載で忙しいだろうに、週イチで確実に更新しているのは立派。当然「ここでしか読めないマンガ」もあるし。
 そうだよな、ミソッカスロボットの元祖は椎名さんであって、マ○チやましてやハン○メイドメ○なんかじゃないよなあ。こういうねちっこい恨みを持つキャラ(横島忠夫の「ちちしりふともも〜!」には笑った)描かせるとうまいんだよなあ。
 ホームページについての評価は、好きなマンガ家さんだからと言って、必ずしも高くないものなのである。唐沢なをきさんとこの「からまん」なんか、99年以来更新がないけど、これはやっぱりほったらかし過ぎってもんだろう。


 マンガ、高橋留美子『犬夜叉』21巻。
 映画化も決定で久しぶりの高橋留美子作品ヒットでめでたくはあるんだろうけれど、なんだか四魂の玉探しかどうでもいいような展開になってるのはちょっとなあ。というか妖怪退治水戸黄門になっちゃってるのね。
 その手のパターンで一番面白かったのは毛羽毛現『百物語byYOKO』だったけど、「なぜ妖怪などという存在がこの世にあるのか」という設定がある分、同人誌的であっても『百』の方が『犬』よりも断然面白い。
 高橋さんの描く妖怪は人間臭すぎるのだな。つまりは手塚治虫の『どろろ』の流れ。人知を越える部分がないと妖怪ものって面白くならんのよ。
 更には時代にそぐわないラブコメムードがここんとこ続いているせいで、その辺がダレちゃうのだ。顔のない奈落の分身もうまく使わないと尻切れトンボで終わりそうで、何となくこの先が心配である。


 夕方からちょっと仕事したあと、しげと買い物に博多駅まで。
 しげが唐沢なをきさんの『うらごし劇場』を読みたがったので紀伊國屋書店まで探しに行くことにしたのだが、「帰りに買い物もしようね」なんて言ってたので、てっきり今日は、しげは仕事がないものだと思いこんでいたのだ。
 首尾よく本を手に入れたが、時計は8時を回っている。
 突然しげが、「じゃっ!」と手を上げてどこかへ行こうとする。
 「どこ行くんだよ?」
 「仕事」
 「……なんだ、今日仕事だったのか。買い物できないじゃん」
 「あんた行ってトイレットペーパー買っといて」

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07月01日(日)
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