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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■マンガ読みのマンガ知らず/DVD『地球防衛軍』ほか
 『こげぱん』シリーズ第3弾。
 キャラクターグッズの絵本化にもかかわらず、いい出来なんだよな、このシリーズ。
 たれぱんだよりもだんご三兄弟の流れにあると思うんだよね。「こげぱん」って。更には意外なことに正統的なメルヘンの流れに位置していたりするのだ。つまりは「永遠」の物語。
 だんご三兄弟もほったらかしてたらカチカチになるが別に死なない。
 こげぱんもこげたまま売れ残ってるけど別に腐らない。
 ふてくされてもすねててもこげぱんはこげぱん。まあ人生そんなもん。

 マンガ、八神健『ななか6/17』2巻。
 時折6歳のななかが、17歳に戻る瞬間を作っているのはいい演出だ。
 果たして17歳のななかは6歳に退行している時の自分を認識しているのか? 完全に意識が戻った時、ねんじとの関係はどう変化するのか? など、読者の興味を惹く方法として実に効果的。
 今巻は更に雨宮さん(名前がゆり子と判明♪)のオンステージでもあり、すっかりフリークになってる私は大満足なのであった。
 でもネタ的にもう面白そうなエピソードは使い果たしちゃったような気がするなあ。あまり引かずに5巻くらいで終わった方がまとまりよくなると思うんだが。

 マンガ、北崎拓『なんてっ探偵アイドル』4巻。
 毎回同じ感想しか書けないのになぜ毎回買うかな(^_^;)。
 だからトリックが成り立ってないってば。
 もういいっスよ、ミステリがどうのこうのじゃなくて、トリコロールの三人娘のエッチなポーズ楽しむのが目的で見るってコトでいいから。

 DVD『ウルトラQ』2巻。
 『ペギラが来た!』、ヒゲの越冬隊員の声を内海賢二がアテてるが、これもクレジットなし。声優に対して全く無頓着なのは時代のせいもあるかもしれないけど、こうやって現在復刻してるのに、なぜ改訂しないかな。
 しかしペギラはいつ見てもいいなあ。
 『育てよカメ』、中川晴之助作品は今見返すとなんだか切ない。子供を主人公にしたブラックユーモアがこの監督の持ち味なんだが、それより何より、主役が子供だと私のココロはこの昭和40年代に容易にタイムスリップしてしまうのだ。
 大泉滉みたいな先生もほんとにいたし(^^)。
 『SOS富士山』、先日亡くなった金井大が警官役で出演。このころから印象が変わってない人だったんだなあ。でもよく見ると野生児タケルの服、きちんと縫われている。……金井大に縫ってもらってたのか?(^o^)
 『甘い蜜の恐怖』、モングラーを巨大化させてたのは「ハニーゼリオン」という名前になってるが、撮影時の名称は「ラゼリー・B・ワン」という名の薬品。もちろんこれは『ウルトラQ』の提供がタケダ薬品になったためのやむない変更だが、だからよく見ると、アフレコでは「ハニー」と言ってるのに口の動きは「ラゼリー」のまま。
 これも有名な話だけど、ラストの火山爆発は『空の大怪獣ラドン』のフィルムを流用したために、よく見ると炎の中に羽ばたくラドンのハネが見える。おいおい、モグラにいつハネが生えたんだ(^O^)。
 円谷英二が妥協を許さない完全主義者だったってのはやっぱりただの伝説だと思うな。

 DVD『地球防衛軍』。
 特技監督、川北紘一と樋口真嗣の対談コメンタリーがなんと言っても白眉。
 樋口真嗣の映画へのツッコミが激しく、それに対して円谷英二を信奉する川北紘一が「なにを言っとるんだこいつは」とムッとしながら、なんとかその感情を抑えているのだけれども、結局は怒ってるって様子が声の端々からわかるのがもう楽しくて(←悪趣味)。
 樋「なんでこの当時の映画ってみんな踊るんスかねえ? そういう時代?」
 川「……かねえ」
 樋「モゲラって迷子になってただけなんじゃないスか?」
 川「……」
 特撮の専門用語をいちいち字幕で説明してくれるのも嬉しかった。

 しげ、夜中の1時に帰宅。
 「疲れた疲れた草臥れた」とウルサイのでどうしたのかと聞くと、練習のあと志賀島までみんなで遊びに行ったんだとか。
 そりゃ疲れるに決まってる。そのまま仕事だと分かってて遊んでるんだから同情なんかしてやんないのだ。

06月24日(日)
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