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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■MURDER IS EASY/『詩的私的ジャック』(森博嗣)ほか
でも、「ドラッグと共存するのよ」と言う、ある登場人物のセリフには否定しきれない真実が含まれているのではないか。中島らもが「なんで日本じゃ毒性の強い煙草が認可されてて低い大麻が非認可なんだ」という意見についてはやや疑問があるものの、政府広報のような一般的なドラッグについての情報提供については、センセーショナリズムの方が先行しているように思うのである。
いつだったか「ダメ、絶対」ってキャッチフレーズが出まわったことがあったが、あんなイメージのみで中身に乏しい、しかもイメージ操作としての力も貧弱というどうしょうもない標語もなかったと思う。
実際、風邪薬でだって、トリップはできる。どんな薬だって、扱いようによっては危険だ。「ドラッグとの共存」は成人病に無縁な人間がいない現代においては、真剣に考えねばならぬ課題なのである。
私もクスリがないと生きていけないカラダだし。
……いや、糖尿のクスリのことですからね。
ZUBATさんのホームページが先月から開設されていることに、今日になってやっと気付く。
しげがこっそりと「お気に入り」の中に登録していたのだ。あの野郎、全然教えてくれなかったんだものなあ。私にヒミツでいろいろとコトを運ぼうというクセはなんとかならないものか。
私がしげに隠してる秘密など、アレとアレとアレとアレとアレとアレとアレとアレとアレとアレとアレとアレとアレとアレとアレとアレとアレとアレとアレとアレとアレとアレとアレとアレとアレとアレとアレくらいしかないというのに。
マンガ、和田慎二『少女鮫』1巻読む。
しげがいつの間にか古本屋で買ってきていたもの。
和田慎二は絵で表現すべきところを言葉で解説しちゃう梶原一騎の悪癖をそのまま踏襲しちゃってるところがある。おかげでキャラクターのセリフがまるで生きてないのが気になっていたのだが、なぜか小さな女の子を描かせたときだけはチカラが入って傑作をモノにしちゃうんだよな(『アリス』シリーズとか。このロリコンめ)。
そのためなのか、主人公のリョーコが女子高生である第1話はイマイチの出来だが、戦場編になるとリョーコの少女時代が描かれていて俄然面白くなる。
と言ってもトンデモ的な面白さなんだけれども。
どう考えても、ろプロの傭兵が、戦場に10歳の女の子を連れてくなんてことはしないわな。理由が「幸運の女神だから」って、プロが神頼みしてるなよ。これでよく部下が反乱を起こさなかったもんだ。
でもこの程度のコート―ムケイは和田慎二の味でもあるので(要するに『スケバン刑事』の変形だ)、もしかして「少女傭兵」ジャンルってものの嚆矢になるかもしれん。
あ、史実でもアチラの国の大富豪の娘が誘拐されて洗脳され、テロリストになったって事例があったな。なんて名前だったっけ?
森博嗣『詩的私的ジャック』読む。
普通の意味でのミステリィを書くつもりはないと言うことが解っているので、もう特に犯人アテをしようとはしない。
一番怪しいやつが犯人に決まってるからだ(^o^)。
もうこの人の作品について語るためには、トリックや犯人について触れざるを得ないと思っているので、これからあとの文は、本作を未見の人は読まないように。まあ森ミステリの場合は読んだって構いはしないとも思うけど、一応、世間には気にする人もいるので念のため。
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ネ
タ
バ
レ
改
行
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以前から、森ミステリのシリーズ探偵、犀川創平はハンニバル・レクターに似ている、と思っていた。
いや、それは『すべてがFになる』の間賀田四季博士だろう、と言われる人もあろうが、間賀田博士と犀川がポジとネガの関係にあると考えれば、やはり犀川もレクター博士の末裔であると言える。
犀川とレクターの共通点は、世界に対して徹底して無関心であることだ。
世の中には二つの種類の事柄しかない。
解っていることと、解らないこと。
あるいは、解っていると思っていることと解らないこと。
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06月07日(木)
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