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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■フォークって民謡って意味なんだが/『メトロポリス』(手塚治虫)ほか
アセチレン・ランプ、ハム・エッグ、スカンク草井等の悪役に使いまわしが利くのは、彼らがステロタイプの悪役で無個性だからであって、それは『メトロポリス』のレッド公にも言えることだ。
『メトロポリス』にはこれが初登場のレッド公とミッチィという二大キャラクターがいるのだが、レッド公がこのあと何度も役を変え、ある時は善玉、ある時は悪玉と幅広い役を演じるのに対し、ミッチィはこれ一作で消える。
しかし、それはミッチィのキャラクターがこの『メトロポリス』世界観と不可分なためで、本来マンガのキャラクターはそうあるべきなのだ。
私だってハム・エッグや丸首ブーンはご贔屓だけれど、キャラクターシステムには「ミスキャスト」だってあり得ることを忘れてはならない。で、手塚作品って、マンガもアニメもこのミスキャスト、やたらと多いのだよねえ。
今回のアニメ版、アトラスは完全にミスだと思うが(だからロボットを人間にするなってば。途中まで実はロボットなのに人間のフリしてるのかと思ったぞ)他の手塚ファンはどう見るかな。
マンガ、青山剛昌原案・太田勝と江古田探偵団まんが『名探偵コナン特別編』13巻。
読みはしたがもう今更感想書くほどのことはないな。あっそうってなもんで。
コナンに関してはここの推理が穴だらけとも言いたくないし。特別編で子供向けだからとは言え、少しはコナン以外のキャラクターも立ててほしいと思うけど。
夜、テレビで久しぶりに『パワーパフガールズ』を見る。
モジョがPPGのところにベビーシッター(のフリして世界征服の手伝いをさせ)にやってくるが、逆に降りまわされちゃう話。
ああ、そうか、この三人、考えてみれば生まれたばかりなんだよなあ。通ってるところも小学校ってより幼稚園に近い感じだった。
この子供にオトナが降りまわされるってコメディのパターンってのも古いよなあ。ルーツはチャップリンの『キッド』あたりか?
親の留守中に子供が大暴れってんなら『トムとジェリー』にもそんな話があったなあ。
NHK衛星第2、BSスペシャルで『日本フォークソング大全集』第2回見る。
しまった、昨日第一回を見損ねた。
でも実は私って、フォーク全盛期より若いんだよね。
そりゃ確かにガロの『学生街の喫茶店』や平田隆夫とセルスターズ『ハチのムサシは死んだのさ』、ソルティーシュガー『走れコータロー』、フォーク・クルセイダーズ『帰ってきたヨッパライ』、はしだのりひことシューベルツ『風』、カルメンマキ『時には母のない子のように』、かまやつひろし『わが良き友よ』、ばんばひろふみ『「いちご白書」をもう一度』、風『22才の別れ』、かぐや姫『神田川』、みんな好きだったけど、特に入れこむほどじゃなかった。陽水には全く引っかからなかったし。基本的に70年代フォークってムサイ男が歌ってたもんだったから、小中学時には共感しようもなかったのだ。
ぶっちゃけた話、高校の半ばくらいまではフォークより、アイドルに夢中だったのだな。
……だからアグネス・チャンと石野真子と薬師丸ひろ子が私の青春だったんだよう(T_T)。
フォークをもうちっと熱心に聞くようになったのは、やっばり女の子の影響である。イルカの『名残り雪』もリアルタイムでは特に好きでなくて、親戚の女の子から「いいでしょ?」と言って聞かされたのが最初だった。で、付き合い始めた彼女もやっぱりイルカのファンでって、イルカとの縁が続く。
でもそれも当然と言えば当然で、女の子の三人に一人はイルカのファンだった時代なのである。
今じゃ考えられないよなあ。
浜崎あゆみの女性ファンが今は多いようなもんかね? それにしてもなぜあのころあれほどイルカが流行っていたか、理由は謎だ。ともかくイルカのファンにあらずば女の子と話をすることもできなかったので、必然、聞くようになっていたのである。
不純な動機だ(-_-;)。
さらにその彼女の影響でNSP『夕暮れ時はさみしそう』とかマイペース『東京』とか谷山浩子『カントリー・ガール』なんてマイナーかつダークなフォークにまでどっぷり浸ることに(^_^;)。覚えてる人いるかな?
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06月06日(水)
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