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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■一日本しか読んでません/『サザエさんうちあけ話・似たもの一家』(長谷川町子)ほか
 「私が仲間の女性を殺したのは私がブスでみんなが美人だからとマスコミは言ってますが、当時は女性の美はそれだけでブルジョアに通じるもので、共産主義革命を実現するためには否定しなければならないことだったからです」と弁解している。
 でもそれが即ち「私がブスだから美人のみんなを殺した」ってことなんだがな。
 結局言葉をすりかえることで、自分にウソをついてることから目を背けているのだなあ。
 誰ぞが言ってたな。
 「男はウソをつくが、女は自分がウソをついていることにすら気付いていない」って。
 吉行淳之介だったかな? でももとネタは『ハムレット』の「弱きものよ、汝の名は女なり」だな。
 あ、それと、永田洋子が少女マンガを模写していた、と大塚さんの本に書いてあったが、この自伝の中に収録されてたのは「みつはしちかこ」「ちばてつや」そしてなんと「友永和秀」(もちろん『名探偵ホームズ』などで知られるジブリ系のアニメーター。多分そうだと思うが、絵が歪んでるので、もしかしたら宮崎駿本人の絵の模写かもしれない)であった。
 誰が差し入れしてんだろうか。

 丁度、あの連合赤軍事件を扱った立松和平の『光の雨』が映画化されるそうである。
 もっとも映画はリンチ事件を「劇中劇」として描くそうだが。
 大塚さんの本の再出版も含めて、こういった一連の動きは、やっぱり重信房子の帰国の影響なのかな?
 

 で、ここらで赤軍から離れて(^^)。
 マンガ、長谷川町子『サザエさんうちあけ話・似たもの一家』読む。
 『うちあけ話』、西日本新聞の連載を毎週楽しみに読んでたのももう20年以上前だよ。
 NHK朝の連続ドラマ『マー姉ちゃん』の原作で、主役のまり子が熊谷真美で、作者の町子役がこれが人気爆発のきっかけになった田中裕子で、『のらくろ』の田河水泡が、まるで似てねーぞふざけんじゃねえ、の愛川欣也で、と、今じゃ誰も覚えてないよなあ。
 基本的に連ドラは見ない私が、母親のススメもありはしたけれど、案外丹念に見ていた番組だったんだけど。
 更に言えば、作者ばかりでなく、サザエさん一家ももともと福岡人だってことももう知ってる人は少ないんだろうなあ。
 アニメのほうでも、たまに「九州の親戚」なんてのが出てくるだけだし。
 でも、長谷川町子が磯辺でサザエさん一家を思いついて、私も子供のころ毎年海水浴に出掛けていた百道の海岸は、今やホークスタウンだ。かつての面影まるでなし。
 だもんで、私ゃあまりホークスファンにはなりきれないのである。
 『似たもの一家』、サザエさんちのお隣に住む作家の「伊佐坂難物」さんちのマンガである。でもこれも古い。昭和24年だもんねえ。
 長男が甚六、長女がウキエってギャグも、もう若い人には解らないだろう。
 実際、いつだったか塩浦さんに「惣領の甚六」の解説してあげたこともあったような気がする。本人はもう忘れてるかもしれないが。
 伊佐坂先生のヒロポンを隣の子が遊びに来てうっかり飲んじゃった、なんて話も、今なら絶対描けないネタ。昔は誰でもヒロポンやってたって、ホントなんだなあ。いっぺん親父もやってたかどうか聞いてみようかな。
 
 マンガ、高橋留美子『うる星やつら 夫婦ゲンカ始末記』。
 あれ? 高橋留美子のインタビューがなくなってるぞ。1ページだけだったけどそれが楽しみで毎号買ってたのに何考えてやがる小学館。
 今回読み返して驚いたのは、あれだけ読みこんでた原作なのに、何話か、細かいところを忘れていたこと。
 ちょうど作者がスランプでつまんない話が続いてたころだったからだな。タヌキのO島なんて、気の抜けた話だったしなあ。
 でもこの直後、「竜之介」登場で『うる星』は第2の山を迎えるのである。

 日記の更新、さっさとすませたかったが、元気なく寝る。
 でも先週に比べればまだカラダは楽だ。
 もうひとふんばりしたいなあ、トシのこと忘れて(^_^;)。

06月05日(火)
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