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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■レトロポリス/アニメ映画『メトロポリス』(2001)
 新人の脚本家だって、主人公の心の葛藤を描かなきゃならないってことは知ってるのに、ケンイチについてはそんな感情が全く描かれない。
 おい大友、乗り越えるべき障碍を描かなくて、観客がキャラやドラマに感情移入できると思っとんのか、コラ。

 ああ、だめだ。
 脚本のアラ書きたてるだけで長文になってしまう。
 りんたろうのアホ演出ぶりまで書いてたらキリがない。

 こんなアホ映画について書き込みするのは時間の無駄かもしれないですけどね〜、この映画、女房誘って見に行ったおかげでね〜、「手塚で大友でりんたろうで何を期待したの」って散々言われて夫婦喧嘩になっちまってね〜、その恨みをつい吐き出したくなっちゃったんですよう(T_T)。
 私怨でどうもすみません。
 ネタバレ改行したにもかかわらずここまで読まれて、まだなお見に行ってやろうと考えてるお方がいらしたら、せめてパートナー同伴では行かないのが身のためとご忠告させていただきます。
 ……言わなくてもみなさん、クソつまんねーって事前情報を知ってらしたんでしょ、通のかたばかりでしょうから。うじうじ(ーー;)。


 ああ、文章が上ずってるなあ。
 しげとケンカしたって書いてるけど、これマジで、帰りがけに「これからどうする?」「帰るよ!」となんとも些細なケンカ。
 これで離婚にでも発展してたら、私、大友刺しに行っちゃうよ。
 まあそういう佐野善左衛門みたいなことはしないけど、オタアミに書かなかったりんたろうのアホ演出について少しだけ補足。

 例えばアクションシーン、ケンイチがティマを連れて逃げる所、いわゆる「追っかけ」なんだけど、ここでまずりんたろう、銃を取り出すロックと、逃げようとするケンイチをスローモーションで描くのね。ここまではいい。つまりこれは果たしてその銃口から逃げられるかどうか、気を持たせる演出なんだから。
 でも、そのあと、弾をよけたなら、後は一気呵成にスピードアップして逃走劇に突入しなけりゃいけない。
 けど、二人のタテになって撃たれたロボットのフィフィ(原作にも出てくるけどデザイン的には『火の鳥宇宙編』のロビタに近い)が出てきて動きが止まる。そしていきなり画面が超ロングになるのね。二人がメトロポリスのどこを逃げてるか見えないくらいに。
 追っかけをロングで描くなどと言うアホな演出を私は初めて見たぞ。
 移動撮影が困難だった昔、例えば『隠し砦の三悪人』で黒澤明がカメラを複数台直線に配置して次々と馬で追いかける三船を捉えるような苦労をしていたことをりんたろうは知らないのか。
 いや、せめて『カリオストロの城』くらい見て勉強しろよ。
 りんたろう、今回は手塚っぽくしないために「虫プロ」系のアニメーターを外したと言ってたが、なんで平気でそんな嘘つくかな。マッドハウスは立派な虫プロ系でないの。
 演技のつけ方もタルいわりに手を振りまわしたり背筋を反らしたりというオーバーアクト、つまりディズニーの悪影響を受けっぱなしの虫プロ系演技のまんまだ。こんなんで感動できるやつの鑑賞眼は、はっきり言って最低である。

 ティマは可愛かったんだけどねえ。
 初めはケンイチをどう誘うのか、天使か悪魔かどっちかって雰囲気があって。でもデザインがよくても、脚本と作画と演出の三つが三つともアホじゃどうにもならないのであった。

 しげとケンカしたので、寝たのは午前4時(仲直りに時間がかかるのよ)。
 二時間しか眠れなかった。明日は休日出勤だってのにもう(+_+)。

06月02日(土)
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