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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■フライド・エッグ・ムーン/『三毛猫ホームズの恐怖館』(赤川次郎・竹内未来)ほか
 と言っても、物語の展開は前回のしげのところからほとんど進展しておらず、登場人物たちは未だに目的地にたどりついていない。
 ううむ、2回目を受けたときに、目的地の描写をするかどうか迷って、まあ、あまり想像の余地をなくしてもなあと遠慮してその直前で止めたのだが、こうなると解っていたら、さっさと現場にたどりつかせるべきであった。
 リレー小説の難しいところはいろいろあるが、書き手によって物語のテンポが食い違ってしまうこともその一つだ。
 合作とちがって「打ち合わせナシ」が建て前のリレー小説の場合、ともすれば、意外過ぎる展開や逆に間延びした展開、視点の変化やいきなりな人物の登場など、物語の整合性を狂わす要素が続出してしまうものだが、それを回避することは実は並大抵のことではない。
 3回目、4回目の内容は明らかに最初の2回のテンポからすると間延びしている。実は意外な展開で物語の方向性が見えなくなるより、こちらの方がずっと厄介なのだ。支離滅裂な展開は支離滅裂で対抗すればなんとかなるが、間延びした展開には一応の結末はつけねばならない。無視するわけにはいかないのだ。
 でも残り回数は4回……(・・;)。
 10回、20回と続く話ならともかく、短編の場合、無意味なシーンの挿入は極力避けねばならない。8回予定の話で回想シーンまで入れてどうするんだよ、と私はしげに言った。
 いや、回想シーンを入れたいなら入れたって構わないよ、けどね、それにはちゃんと意味があったのだ、ということを示す展開を、後を継ぐ者は考えなければならないんだよ? おまえ、後の人がなんとかしてくれるとしか考えてなかったろ?
 ……半分終わった段階で、解かねばならない伏線は何一つ始末がついてないのだ。どうせーっちゅーねん。
 なのにしげの野郎、「だったらもっと伸ばせばいい」とこきゃあがった。
 それは「ルール違反」と言うものだ。
 こうなると相当アクロバティックな展開を見せねば始末はつきにくい。いくつかアイデアを思いついてはいるがそれが使えるかどうかは次のこうたろう君がどんな展開を見せてくれるかにかかっている。
 頼むよ、こうたろう君(T_T)。

05月07日(月)
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