ID:10788
無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
[491769hit]

■中華思想の尻の穴/『名探偵コナン』32巻(青山剛昌)
 番組表には「徹底調査で日本の実態をせきらら報告」とあるが、のっけから「親友って何?」というバカげた調査。
 自分が親友だと思っている相手が、自分のことも親友だと思ってるか、というせきららというよりは底意地の悪い企画である。日本人ってマジメだからなあ、そう言われると、真剣に考えちゃうのだねえ。企画者の方はまるでマジメに考えちゃいないのに。
 お年寄りが「友達はみんな親友」と答えてたのを少しは身に染みて考えたらどうかね。この調査がなんの結論も見出せないものだってことに気付けよ。
 芸能人の頭よい度を高校の偏差値で輪切りにするってのもアホの真骨頂。ゲストの大橋巨泉に思いっきり批判されてたが、出演者から総スカンを食らうような企画立ててんじゃねーよ。

 マンガ、青山剛昌『名探偵コナン』32巻。
 今更トリックがど〜のと言ってもしょーがないのかもしれんが、焼死体がなぜ傘を握っていたかとか、犯人の証拠が色紙に残っていたとか、もちっと説得力のあるトリックが思いつけんのか。
 絵柄は好きなんだが、どうもコナンがカッコつけてる割にストーリーがお寒いと、トホホ感が弥増してしまうのである。無理に本格物にしないで、サスペンス物で通した方がいいと思うんだけど。
 そう言えば今回、満を持した感じでモリアーティ教授(をモデルにしたキャラ)が登場したけど、劇場第一作『時計じかけの摩天楼』に出て来た森谷帝二との関係はどうなってんだ。今度の劇場版『天国へのカウントダウン』にも、森谷帝二の関係者が出てくるという話だし(つまりモチーフは『空家の冒険』なわけね。……見る前からネタバレさせんなよ)、なぜそうモリアーティに拘るか。
 関係ないが森谷帝二の声は大塚明夫。つまり『名探偵ホームズ』でモリアーティを演じた大塚周夫のご子息である。親子二代のモリアーティ役者ってのもなんだかなあ(^_^;)。

04月18日(水)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る