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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■オトナの会話/アニメ『サウスパーク・CHINPOKOMON』
 今から覗いて見ようと思われる方のために、それがどんなキャラか説明するのは省くが、私も「岡田さんなら、いや、たいていの男はこのキャラを選ぶだろうなあ」と言うのがすぐに見当がつく。『ぼくたちの洗脳社会』を書いた岡田さんにして、既にステロタイプな「理想の女」像を刷り込まれてしまっているのである。
 しかし、洗脳されることが悪いと言いたいわけではない。意地の悪い人間なら自分の好みをはずしてでも、別のキャラを選ぶところを、見事にハマったというのはそれだけ岡田さんが「素直」だということなのだ。
 と言うか、男は一度刷りこまれた自分の女性の好みについては、なかなかウソがつけないものなのである。なぜなら、男は結局(特に日本人は)、女の中に母を見ることしか出来ないように、社会的に躾られてきているからだ。息子に厳しい母も、息子を溺愛する母も、息子を放任する母も、実は息子との心理的距離は全て密接につながっている。マザコンはいうまでもなく、亭主関白に見せかけてる男だって、ありゃあ女から自立したい男の反作用でしかない。結局は母の呪縛からは逃れられていないのだ。
 「男の趣味は全て一緒」。至言だが言われりゃ確かに悔しいわな。自分がガキだって言われてるのと同じだから。
 従って、男が抱く理想の女性像は、男にとって多分に都合のいい「幻想」にすぎない。現実の女性にとっては、別に相方に息子を求めてるわけでもなんでもないので、そういった男の存在自体が非常に迷惑になったりもするのである。世間の夫婦間の齟齬はそういうところに原因があったりするのだよなあ。
 ちなみに私は性格が悪いので、青木さんのイラストを見て、ほぼ全ての男が好むであろうキャラをはずし、別のを選んだ。私にマザコン的傾向がないのではないが、同時に私に女性的な傾向があるためでもある(オカマってことじゃないぞ)。男にしては例外的な部類になろう。
 ……実は私は、現実の女性に関しても、今まで全て、普通の男が好むタイプをはずしてきたのだ。で、ヒネクレモノの選択がいかなる結果を呼んだか。
 それは、我が家の家庭生活をチラとでもご覧になった方ならば説明の必要もあるまい。保守的でない男になるには、相当な覚悟が要るのだよ、諸君(って誰や)。

 夜、ダーリンのオデッセイで送ってもらって、エロの冒険者さんのお宅に、『サウスパーク・チンポコモン』を見にご訪問。
 女房、エロさんにもブロックチョコをプレゼントするが、どこまで犠牲者を増やそうというのか。さすがに少しは反省したのかノコギリ付きで渡したらしいが。……ノコギリ使わないと食えないチョコって、既にチョコでない気もするが。
 メンツが揃うまで時間があったので、塩浦夫妻、エロさんに「犬が飼える鹿児島本線沿いの家がないか」などと聞いている。
 「犬ってどんな犬?」
 「こんな小さいの」
 って、手のひらひとつ見せられても、手乗り犬なんていないぞ。塩浦さんは待ってるあいだしょっちゅう体を左右に揺らしていて、ダーリンから頭を抑えられていたが、脳が攪拌されないのだろうか。
 8時半ごろ、ぴんでんさん、ロデム君も来られていよいよ上映会。
 「チンポコモン」って原音でも「チンポコモン」って言うのかな、と疑問に思っていたが、本当にその通りであった。
 いちいち数えたわけではないが、恐らくテレビ史上、「チンポコ」という単語が最も多く発せられた番組であることは間違いあるまい。ほぼ5秒起きくらいに「チンポコ」「チンポコ」と繰り返されていたので、しまいには頭の中が「チンポコ」だらけになりそうだった。……って、そういうネタの話なんだよな、これ。
 「チンポコモンするぞチンポコモンするぞチンポコモンするぞチンポコモンするぞ」……やりすぎてケニーがテ○カ○起こすあたり、例のポケモン騒動との関連もあるが、オウム真理教のイメージも重なってる気がするなあ。

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03月03日(土)
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