ID:10788
無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
[491781hit]
■DESERT MOON/『パタリロ!』(魔夜峰央)71巻ほか
魔夜峰央『パタリロ!』71巻。どうせしり切れトンボで終わるだろうと思っていたアスタロト編、やっぱり予測通りで終わる。『パタリロ!』が本当におかしかったのはせいぜい7、8巻までだっちゅーのに私はなぜ71巻まで買い続けているのであろうか。……なんとゆーか、南都雄二、しょーもないギャグがかえって面白いってこともあるんスよ(今のも71巻にあったギャグ。ホントに『別花』読者の何人が理解できるのだろうか)。
高岩ヨシヒロ『松田優作物語』4巻、今気付いたが、森田芳光は松田優作と組んでしか傑作を作っていない。あとはせいぜい秀作ドマリか明らかな駄作である。こういう切り口を見せてくれただけでもこのマンガはただの実録マンガ以上の価値があるだろう。
日渡早紀『宇宙なボクら』3巻、一作ごとに絵柄を変える日渡作品、もはや『アクマくん』や『早紀ちゃん』シリーズの片鱗はカケラもない。
主人公の天湖を陰で苛めていた真犯人、いよいよ今巻より登場。といっても正体バレバレだったんで、あまり引かずに全巻のうちにバラシといてもよかったように思う。日渡さんは『ぼく地球』もそうだが、ストーリーテリングは必ずしもうまくない。
ただ、少女マンガ家の多くが「語り」よりも「思い」で見せることが多く、結局二作目以降が続かないのがしばしばであるにもかかわらず、日渡さんはまだ「思い」だけでここまで続いている。以前ほどの輝きはないが、やはり注目してよい作家だと思う。……女房はあまり読んでくれないけど。
羅川真里茂『しゃにむにGO』7巻、私がスポーツマンガ(しかもテニス!)を読んでいるなど滅多にないのだが、ひな子さんと池やん監督が好きで読んでいるのだ(^o^)。少女マンガも絵が向上したなあ、と思うのは、この人、肉のつけ方が絶妙にうまいのだ。いやね、当たり前のことなんだけどね、足ケガして杖ついてるひな子さんの肩がちゃんとくいっと上がってんのよ。日常の描写を大事にしているマンガ家さんは大好きだ。……でも逆にテニスしてるときの絵が静止画みたいでうまくないんだよなあ(^_^;)。『エースをねらえ!』が絵はどヘタクソでも迫力があったのは、テニスシーンの絵が「生きて」いたからだよな。
長谷川町子『別冊サザエさん』1、2巻、サザエさんの短編シリーズ、四コマよりこちらの方がアニメに近いが、サザエさんが『ハートブレイクホテル』を歌うシーンなどはマンガ版でしか読めまい。
荷物が増えたので、女房に頼まれた土産は買わず、勝手にめし食って来いと電話。女房とよしひと嬢、11時頃ようやく帰宅、カップラーメンを買ってくる。新製品だそうだが、味噌ラーメンと謳っていながら匂いは明らかにとんこつペース。部屋中にブタ臭さが充満し、思わず顔を顰める(博多人がみんなとんこつ好きだと言うのは世間の偏見で、あんな戦後の闇市から発祥したようなゲスな味を嫌う昔ながらの博多人も多い)。
私の子供の頃は、カップラーメンはおろかインスタントラーメン自体、チキンラーメンと出前一丁しかなかった。よしひと嬢ですら「うまかっちゃん」(最近は東京でも売ってるらしいが博多独自のとんこつラーメン)世代。隔世の感があるなあ。
01月19日(金)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る