ID:104863
G*R
by K・カヲル
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■地上の縁からのぞき込むと深遠の青が底もなく あとがき
ほぼきっちり二ヶ月かかりました話でございます。お読み下さり、本当にありがとうございました。
ということで。
……いかがでしたでしょうか。
こんなに時間がかかった理由が、あの「オリジナル」の扱いでした。これをどう書くか、試行錯誤し、何度も書き直しています。最初はあの花の三人には名前を付けていましたが、どうにも私の信条にはずれるため、あのように花に喩える話を強引に持ってきました。かなり強引さが目立つのですが、それでも固有の名前を出すよりずっとよい、と考えてのことです。
ここまでして「友人」を出そうとしたことには理由があります。
一つ目は、ラストの「全員が死んでいった」ことを書きたかったからです。
原作には描写する時間なんてなかったのでしょうが、とりあえず乱菊とギンの同期はお互いしか出てきていません。そして親しくつきあっているように思われるのも、他の隊長や副隊長で、同期はおりません。でも、吉良達は仲良く、お互いを大事にしていますよね。あれが同期というものだろうと思います(個別に親しいこともあるでしょうが)。
そうすると。
長い時間の中で、弱い人は死んでいってしまうのだろうな、という考えに至りました。
このように考えると、死神に若い人ばかり、という不可思議さも納得できます。普通ならなかなか死なないのに、学院からどんどん卒業生が入隊しても人はあぶれません。
あのラストは最初に思いつきました。これを書くためにはどうしても友人を登場させなければならなかったのです。
二つ目は、学生生活を書きたかったからです。
これまでのギンと乱菊は、基本的に二人きりの「閉じた」生活をしてきたように思います。そのように書いてもきました。
けれど、入学し、しかもお互いが知らないふりをするのですから、必然的に「開いた」生活になります。人間関係は増え、二人の閉じた時間は格段に減ります。
そうすると、これまでのような「二人きりの世界」だけを書いていると話にならないのです。そして、いつまでも閉じていてほしくはないですし。
ここで友人を登場させるにあたり、十三隊の副隊長などを同期として登場してもらう、という手もあります。しかし、それならば原作に描写があってもおかしくはありません。少なくともそのような情報がない以上、オリジナルを登場させる方がいいかな、と考えました。
以上の理由で、私にしては実験的な話を書きました。
個人的な信条としては、出来るだけ原作に登場していない人を書きたくはないのです。そういう意味で、この話はかなりイレギュラーなものとお考え頂いて結構です。というか、お願いします。
そして、このようなオリジナル色極彩色、といった話でしたので、お気に召さなかった方もいらっしゃることと思います。
本当に申し訳ありませんでした。
そして、こんな話もいいよと思ってくださった方、ありがとうございます。
ちなみに、三人を喩えた花は、薬用のあるものです。菫は別ですが、確か食用にはなったはず。竜胆と石蕗は本当です。こういう方が彼らになじみがあるのではないかと思って。
ただ植生を考えると、果たして知っているのかどうか。
今回、六万字を越えまして、最も長いものとなりました。アップするのに大変なので、一つ一つを長くして載せましたが、読みづらいところもあったかと思います。申し訳ありません。
どうしてこんなに長くなったんだろうとつらつら考えますと、とにかく不安のあまりエピソードを詰め込もうとしていたように思います。
長い以上に、きつい話でした。いやはや。
この話を書き上げたのは先週の日曜でしたが、その後つらつらと修正しているときに珍しく音楽をかけていました。
私は基本的に話を書いているときには音楽を聴かないのですが、借りてきたのでせっかくだし、とLOVE PSYCHEDELICOを聴いていました。昔、CDをなくしてから数年ぶりのことです。
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06月19日(月)
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