ID:104863
G*R
by K・カヲル
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■その先の5題02
時折、暗闇だったことに気づいてしまったそのことを哀しく感じて、穴も光も恨んだりした。気づきたくはなかったのに、光が射し込んだせいで闇に気づいた。深い深い闇の中に蠢く自分に気づいた。緋色に染まっていた自分に気づいた。
それでも。
その細い光は確かな存在感で闇を照らし、冷えていた空間を暖めた。
穿たれた小さな穴。
射し込まれる山吹色の暖かな光。
それだけでボクは生きていける。闇に沈むことなく、光の射し込む方を見ていられる。たとえ光を求めて彷徨っているだけだとしても、仄暗い透明な場所で光の糸に手を伸ばして、ボクは生きていけるだろう。
最後のギンの話は、話というより独白です。あとはそれぞれの死神を書きたくて楽しく書きました。この五つは結構気に入っています。
02月03日(日)
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