ID:104863
G*R
by K・カヲル
[120053hit]
■考察と設定その三(2)
また、浦原さんは最終的にはルキアから崩玉を取り出して破壊するつもりでしょうから、ルキアのことは自分の管理下に置いておきたいと思うでしょう。それにルキアは赤ん坊です。簡単に死んでしまうかもしれません。死んでしまったら、魂魄の行方はくらませられますが、自分もわからなくなってしまいます。それはちょっと困ります。
ですから、ルキアには養育者をつけたのではないでしょうか。もちろん、ルキアの中に崩玉なんて物騒なものがあるとは知らない人物です。
理由を何も聞くこともなく、どこの誰とも知らない赤ん坊を引き受けて、かつ戌吊なんていう危険な地区に暮らすことを承諾し、かつ暮らすことの出来る実力があり、しかも周囲には全く認識されない、浦原さん(と夜一さん)に信頼される人。
誰だよ。
と、言ってしまうと話が進まないので考えます。
ここで注目すべきは、浦原さんと夜一さんの頼みなら何も聞かずとも引き受けてくれるような人物だということです。そこで、夜一さんの身分が大事になってきます(浦原さんは不明)。
彼女は四大貴族の一つの家に生まれ、しかも当主です。四大貴族というからには使用人も星の数ほど(とは言い過ぎですが)いるでしょうし、その実態は外部からは窺いにくいかと思います。
また、夜一さんのキャラクターを考えると、身分などには拘りそうにはありません(ないがしろにもしなさそうですが)。使用人には好かれそうだな、と素直に思います。中には猫可愛がりする人もいるかもしれませんし、夜一さんの信頼を一身に受ける者がいてもおかしくありません。また、四大貴族に仕えるのですから、実力もあるでしょう。お嬢様をお守りしなければならないのですから。
こう考えていくと、シホウイン家の使用人だと非常に都合よく条件に当てはまります。
加えて、使用人がルキアの養育者とすると、ルキアの気品や言葉遣いにも説明がつけられるので更に都合良いのです。
と、ご都合主義で突き詰めますと。
ルキアは崩玉を埋め込まれた後、すぐにシホウイン家の使用人と共に戌吊に戻り、浦原や夜一のことは全く知らず、何も聞かされずにそこで育った。その後、養育者が死亡などで消えたため、一人になり、やがて恋次達と出会った……と考えられます。
→浦原さんのその後
そんなルキアを流魂街に放置したまま現世に追放されてしまった浦原さんですが。
一応、現世に連れて行くつもりだったのではないかと思います。あんな義骸を開発してしまっているくらいですし。もしかすると、ルキアから崩玉を摘出して、それを(自分は無理でしょうから)夜一さんやテッサイさんに埋め込み、人間にしてしまうことも考えていたかもしれません(※ルキアは当時、死神ではないので、わざわざ死神の霊力を分解する義骸を造る必要がないのです)。
まあそれもこれも、全てできなかった、というわけでしょう。
あんな義骸を開発したのですから、罪に問われることくらいは判っていたことと思います。崩玉を魂魄に紛れ込ませてしまう予定でしたから、どうせ現世に逃げるつもりだったとも、思います。
しかし、義骸の開発が明るみになってからの行政?司法?側の対応が想像を超えて早かったのではないでしょうか。そのため、どこの誰とも知れない少女を連れて行くとか何らかの施術っぽいことをしているとかいった、いわゆる目立つ行動をとれなかった。その暇もなかったかもしれません。捕まってしまえば罪を問われます。処刑なんてことまでは(希有なほどの優秀さでしょうから)ないかもしれませんが、崩玉のことを考えると、捕まってなぞいられないでしょう。現世まで逃げれば殺されはしない、「追放」という形になるだろうと予想していたのではないでしょうか。尸魂界には戻れなくなるでしょうけれど。
また、夜一さんは浦原さんと違い、尸魂界には入れていましたよね。やはり罪状が異なるからでしょうか。もちろん、入る為には派手な侵入をする必要があるようなので、現世と尸魂界を行き来するなんてことは出来なかったと思いますが。
そしてまあ、「浦原商店」が開店されるわけですが。
[5]続きを読む
02月18日(金)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る