ID:104863
G*R
by K・カヲル
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■『女性死神協会 会議中02番外編4』
椅子に腰掛けて乱菊は箱を両手でもって見回す。その様子を日番谷が横目で見やり、
「あの、石畳とかいう生チョコだろ?」
と言った。乱菊は顔を向けて笑う。
「よくご存じですね」
「ちょっと前に奴から聞いたんだよ」
日番谷は不機嫌そうに眉間に皺を寄せている。乱菊は小さく、ふふ、と笑って箱を頬につけた。
「嬉しーい。これ、ホントになかなか手に入らないんです。あたしも初めてですよ。訊かれたときにこれを薦めて良かったぁ」
「何だ、お前の推薦か」
「そうですよ。お返しに何がいいかって訊かれたから、これを是非……って」
乱菊は無防備な柔らかい表情でそう言って、何かを思い出したように小さく笑う。日番谷はそれを無言で眺めていたが、わずかに眉間の皺を緩めて、
「良かったな」
とだけ言った。
あとがきですよ。本当はここまで書くつもりはなかったのですが、まあ色々と。ネムさんのお話が実は一番気に入っています。ほんの少し、優しさですらない気紛れを向けられて、名も知らない感情が沸き上がるネムさん、などと妄想しつつ。マユリ様は気紛れだと思います。
02月25日(月)
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