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G*R
by K・カヲル
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■CM-Soul Candy [2]
七緒の目の前では床に転がった京楽が相変わらず軽い微笑みを浮かべている。その姿でピョンと言っている姿がふと脳裏に浮かび、七緒は力一杯頭を振った。
「七緒ちゃん?」
「やはり、よくありません。ええ、本当に……私がいやなんです」
ぽろりと七緒の口から言葉が零れた。
次の瞬間、何を言ったんだという表情で七緒の動きが止まり、そして頬が朱色に染まった。
頬は紅潮しているというのに七緒の眉間の皺は普段よりも深く険しく刻まれている。あららら、と京楽は思い、体を起こすと胡座をかいて七緒の顔をのぞき込んで笑った。
「なーなおちゃん、もう一回その言葉を聞きたいな」
「二度と言いません!」
顔を背けて勢いよく七緒は立ち上がる。
「お茶、いれてきます!」
「はいはーい、お願いね」
慌てて部屋を出ていくその背を見送って、京楽は静かに微笑む。
※伝令映像絡繰箱(仮・現世で言うテレビジョンのような機械)とは管理人が勝手に考えてそれらしい名前を勝手につけたものです。原作にはありませんのでご注意下さい。
『0000製作者の感想』
「……で、ネムさんは何を発案したんですか」
阿近が問いかけると、寝台に腰掛けて伝令映像絡繰箱(仮・現世で言うテレビジョンのような機械)を眺めていたネムが振り返った。綺麗な顔には相変わらず表情が浮かばない。しかし目の奥を見て、阿近は、ネムが楽しんで宣伝を観ていたことを理解する。
「骸骨の『アルフレッド』を」
「誰かの義骸に入れようとはしなかったんですか」
ネムの肩の傷を縫い合わせながら阿近は再び訊いてみる。ネムを挟んで反対側で指の治療をしていた局員の少女も興味深そうな目をしてネムを見上げた。ネムはわずかに首を傾げ、また真っ直ぐにする。
「マユリ様に」
「えっ」
「げっ」
阿近と少女の声が重なる。
「このような企画を行っていると報告しましたら、ご自分の義骸を貸しても良いと仰って下さったのですが」
「……うーわー、局長ってば太っ腹」
「ていうかあの人の思考回路に何があったんだ」
「マユリ様の普段のご様子とあまり差がなかったので、お借りしないことになりました」
「っつうかいつ局長の義骸に入れたんですか」
「それをお話しした夜に、マユリ様がご自分で試みて下さいました」
「うわー、見たかったなあ」
「その時にやちるさんが、宣伝にならないと仰って」
「死ぬ気かよ」
「マユリ様もその意見に納得されたようでした」
「納得してる局長も見たかったなあ」
「そして義魂丸の出来にとても満足されていました」
傷を縫い合わせる手を止めて、阿近は盛大に溜息をついた。ネムと少女が阿近を振り返り、そろって首を傾げる。
「いやな、どうしてこのはっちゃけた義魂丸をさあ……いや、いい。お前らに何か言おうとした俺が間違っていた」
阿近は億劫そうに、もう一度、大きく息を吐いた。ネムと少女は顔を見合わせ、また首を傾げた。
※伝令映像絡繰箱(仮・現世で言うテレビジョンのような機械)とは管理人が勝手に考えてそれらしい名前を勝手につけたものです。原作にはありませんのでご注意下さい。
どうにもこうにも、あとがきを後回しにしていると書くことを忘れてしまいますよ困っていますよでも書きましょう。えーと、やちるとギンはこうして仲良くなっていきます。やちるは、色々なことに気付くことのできる子だと思います。そしてそれを胸の中にしまっておけるくらいに大人だと。自分が自分となった、そんな世界を持っている子は、そんな感じじゃないかと思うのです。
02月12日(火)
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