ID:104863
G*R
by K・カヲル
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■考察と設定その三(2)
……まあ、こう頑張って考えていても、身近な人に埋め込んでしまってさくっと殺してさくっと現世に生まれ変わってもらえば安全だよなあ、とは思うのですが。それが出来ない程度には非情ではなかったのでしょう。
また、崩玉の行方を把握しておきたかったかもしれません。最終目的が崩玉の破壊だとすると、浦原さんだけは崩玉が誰の中にあるのかを把握していないと大変ですから。
とつらつら考えますと。
埋め込む魂魄は「浦原さんと無関係の人」となります。
では、その無関係の人を選ぶ条件を考えます。
一 物(崩玉)を埋め込まれたことを自覚できない人
二 周囲がそのことに気付かないでいられる環境の人
まず一つ目。
たとえば大人を攫ってきて、崩玉を埋め込むとします。そうすると薬で気絶させていたとか催眠術とかしない限り、その人は「何かされた」ことを知っていることになります。たとえ「崩玉が埋まっている」そのことを知らなくても、浦原さんとしてはなるべく危険を避けたいと思うはずです。
ならば、色々と複雑なことをしなくても済む、赤ん坊に埋めてしまうのが手っ取り早いと思います。赤ん坊なら、記憶には残らないのですから。
よって、条件として、まず赤ん坊であることが考えられます。無理矢理っぽいですが。
そして二つ目です。
浦原さんと無関係の赤ん坊に埋め込むのですから、まあ、言葉は悪いのですが、どこかからかっさらってこなければなりません。そのとき、「あかちゃんがさらわれた!」と騒ぎになってはいけません。それから、隊長格の浦原さんが現世に行ったりしても目立つでしょう。そうすると、尸魂界で、かつ絶対に騒ぎにならない、なりようがない場所でさらう必要があります。
よって、条件としては、人がいなくなろうが誰もが無関心の場所(つまり流魂街で番号の大きい地区)が最適だと考えられます。根性ですけど。
……この辺りで、「あとは条件にあう人を探していたら偶然そこにルキアが捨てられていたからラッキーと思ってさらってきた」とでも考えられます。考えられますが、ちょっとそれだと面白みが足りません。世界を壊す可能性を秘めているものを隠すのですから。
なので次に気合いで、条件その三を考えましょう。
昔のことですし、赤ん坊でお亡くなりになってしまった人はそれなりの数でいたことと思います。そこでなぜ、ルキアが選ばれたのか。
霊力の有無ではないでしょうか。
崩玉という、何らかの力を内に秘めた物質を埋め込まれるのですから、魂魄そのものに力がなくては耐えきれないのかもしれません。ていうか、それくらいのことをしてくれないと、崩玉ってすげえんだぜ、ということが伝わりません。
そんなこんなで、条件として、霊力を持った魂魄である、ということが考えられます。
以上、条件が三つ出てきました。
赤ん坊であること、番号の大きい地区であること、霊力があること。
ここまで揃えれば該当する人はかなり少なくなると思われます。そして時期が重なって、ちょうどよくルキアが選ばれたのでしょう……となります。
[設定]
浦原は崩玉を隠す魂魄を選ぶ条件として、赤ん坊であること、番号の大きい地区であること、霊力があること、という三つを決めていた。丁度その頃、戌吊にルキアが送られる。浦原はルキアを観察し、緋真に捨てられたそのときを狙って攫い、すぐにその魂魄に崩玉を埋め込んだ。
それはルキアが赤ん坊の頃であるため。おそらく百五、六十年前。
そして浦原は追放されるまでの五、六十年の間、懸命に破壊の方法と、それが見つけられなかった場合の、崩玉を行方不明にさせる方法を探していた。
X その後の崩玉の行方、浦原と藍染について
[考察]
→崩玉の、つまりは埋め込まれたルキアのその後
で、崩玉をルキアに埋め込んだわけですが。
当然、手元にルキアを置いていたら怪しまれます。ルキアが送られた地区と異なる場所にいても、怪しまれるかもしれません。怪しまれる材料は少しでも減らした方がいいのです。
そうしたら、まあ元の地区に戻しますよね。
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02月18日(金)
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