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ケイケイの映画日記
by ケイケイ
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■入院・手術〜退院まで
4/2(日)入院当日
この日の3時に入院予定。当日は緊張しているも、なんだかぼんやり。「もしかしたら、今日もお母さんが朝ご飯と昼ごはんつくるん?」と恨みがましく家族に言うと、朝は三男がフレンチトースト、昼は次男が炒飯を作ってくれた。その後も緊張とぼんやりが続行。2時半になり夫といざ出陣。
2時50分頃到着。日曜なので、そのまま3階の看護婦詰め所へ。にこやかに出迎えて下さる看護婦さんたちに心が和む。四人部屋に案内されるも、誰もいない!「ちょっと前まではすごく混んでいたんですよ。昨日今日でバタバタ帰られて。」とのこと。相部屋なら筋腫手術の先輩がいるはずなので、経験者に色々聞けると思っていたのが、ここで撃沈。まぁ広々独り占めもいいかと気を取り直す。
下からの超音波で内診、その後剃毛、アルコールと抗生物資のアレルギーチェック、血栓予防のストッキングをはく。アレルギーはアルコールで引っかかり、低アルコールの消毒となる。
アルコールチェックで赤くなったのは初めてで、ちょっとびっくり。診察&説明は主治医の院長先生ではなく、副院長先生。ここの病院の先生は2人。私の執刀医ではないが、もちろん手術には立ち会う。「大きさはやっぱり大きいですね。8×8くらいかな?他に1×3と、ごく小さいのがあります。」その後手術の説明を、夫と二人で先生から聞く。腰椎麻酔と聞いていたので、眠らせて欲しいと頼むと、吸入で手術中は眠らせてくれることに。「普通ケイケイさんの筋腫の大きさなら、よそでは開腹手術だと思いますが、こちらで膣式でいけると判断して開腹になったのは、ここでは3回しかありません。まずは大丈夫ですが、何事も絶対はありませんので。」「卵巣は二つとも健康なので、残す予定です。ですから生理はなくなりますが、急に更年期が来ることはありません。体力が回復すれば、術前と同じ生活が出来ます。」と、誠実且つ納得できる説明に心が落ち着く。その後も看護婦さん方の「うちの先生のオペは素晴らしいですよ。」「うちの先生は本当に腕がいい」との検温や見回りの際の言葉がけに、ますます心が落ち着く。夫はその後帰宅。6時に食事。
5分粥・ゼリー・温めた牛乳・桃の缶詰3/8きれ。9時からは絶飲絶食。就寝時は眠剤を処方されるも、あまり眠れず。妊婦さんも服用する分で弱いそう。
4/3(月)手術当日
手術当日。朝6時に浣腸。以降本日は絶食。9時ごろからブドウ糖点滴
手術は1時半予定。看護婦さんや先生が何度も笑顔で見回って下さる。その間にお掃除の方にも「ここの先生は腕がいいよ。みんな元気になって帰りはるよ。」と励ましていただく。12時半頃に、夫・兄嫁・長男・三男到着。雑談で気が紛れる中、いよいよ3階の手術室へ。
腰椎麻酔の前に局所麻酔。その後腰椎麻酔。麻酔は副院長先生
あれ?痛くない。中1の時盲腸の手術の際の腰椎麻酔は激痛だった。腰椎麻酔だけだったため、手術中の会話はまる聞こえ。「あんた、腸が長いな。これ草食動物みたいやで。前世は馬かも知れんな。アーハッハッハ!」のお気楽発言や「破裂寸前やな(腹膜炎を起こしかけていた)」との言葉に、怖いし吐き気がするしで(腸を動かすので)、思わず泣くと、「なんや!大きい子が泣いて!」という執刀医に、婦長さんが「先生まだ中1の子なんです!いい加減にして下さい!」と叱責。昔はこんなんだったのよ。
数回麻酔が効いているか先生が確かめる。「僕の手、強く握れるかな?」と何度も確かめるのが、麻酔の効きだけではなく、心も落ち着く。酸素マスクがかけられているので、何度も吸うが眠れず。あぁ、もうはよ寝たい!「いつ眠れるんですが?」と問うと、「まだやで。今は酸素を流してるだけや。麻酔の効きを確かめてからやで。」と笑われる。そーですか・・・。
その後執刀医の院長先生登場。「そしたら始めるねー」の声の後、眠ってしまう。
がちゃがちゃ音がする。うつらうつら覚醒。「膣式でいけたからね!大丈夫やったよ。」の、執刀医の言葉に「ありがとうございます。」と答える。でもまだうつらうつら。
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04月11日(火)
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