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ケイケイの映画日記
by ケイケイ
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■子宮筋腫なんか怖くない(2)
6/17金曜日、O医療センターへ検診に行ってきました。筋腫を発見してくれたSクリニックは、紹介状を書くのは、こことN病院(共に公立の大病院)のどちらがいいか考えておいて下さいと言われていたので、早速友人にリサーチしたり、HPを見てたりしてここに決めました。O病院は全部の科のHPの様式が違い、婦人科も個々の病状に対して、きめ細かく説明や治療方法が提示してあり、これならインフォームド・コンセンサスもスムーズに行くかと思ったからです。

当日は仕事を終えてバタバタ直行。お昼からの仕事を休んだ夫が、先に待っていました。結婚以来、たとえ私や子供が熱を出したり怪我をしても、自分の予定は絶対変えない人だったので(予定といえば聞こえがいいが、要するに遊び)、仕事を休んで病院についてくると言った時はびっくり。熱があっても指を骨折しても、家事を休んだことがなかった私が、今回かなりへこんでいるので、思うところがあったのでしょうか?来てくれるのは素直に嬉しかったです。

予定より20分早く到着して受付を済ますと、まずコップを渡され尿検査です。その後問診票に色々書くのですが、「?」と思ったのが私の最終学歴。
現在の仕事は関係あるでしょうが、病気に最終学歴なんか関係あるのかなぁ?他には夫の年齢と職業。職業はまぁ何となくわかる気もするのですが、配偶者の年齢が婦人科の病気に関係あんの?

予約してあったのであまり待つこともなく(しかし大きな病院では、長く待つことも珍しくないらしい)、診察室へ。医長の先生でした。口頭で問診の後、内診です。「やっぱり膀胱を圧迫していますね。大きさは6cm×7cmです。それとお腹の右の辺り痛くなかったですか?」「はい、時々チクチクしました。」「筋腫が急に大きくなったため、それが一部腐ってたんですよ。」「えぇ!腐ったもんがお腹に残って大丈夫なんですか!!」「いや、腐ったとは適当でない表現なんですが、要するに果物が熟れて、下に落ちた状態だったわけです。腎盂炎だけでなく、それも原因して白血球が急上昇したと思われますね。」なるほど。しかし右側の痛さは、大したことなかったぞ(経産婦の法則)。

検診が終わり、夫も呼ばれて先生の説明を聞きました。「切るか切らないかギリギリのところですね。」「先生、出来るだけ温存したいんです。もし切るなら、子宮は残したいと思っています。」「それは当然の考えだと思いますよ。ただケイケイさんの場合は膀胱を圧迫しているし、今回のようにまた白血球に急上昇させる悪さをする筋腫でしょ?それに筋腫というと、みんな簡単に考えますが、これは腫瘍です。腫瘍といえば頭が切り替わるでしょう?そんな簡単に思っていい病気ではないです。S先生のところでは、体ガンの検査はしましたか?(結果はNO。子宮頸ガンだけ。普通子宮ガン検診というと、子宮頸ガンのみです)」。母が肺ガンの疑いありで説明を受けた時、「医者は腫瘍に対しては、疑わしきは罰するなんです。」という母の主治医の先生(この先生も、本当に良い先生だった)の言葉が鮮明に蘇ります。

「確かに筋腫からガンが発見されることは少ないですが、全くないと言い切れない限り、わかりました、温存しましょうとは言えません。血液検査、造影剤を使ってのMRI検査などでガンが発見される場合もあるので、これらの検査をしましょう。手術するかしないかは、これらの検査を終えてからの話です。僕だって忙しいし、いらん手術はしたくないですよ。」

ふ〜ん、これ以上ないご説明。それに私が心惹かれたのは、「僕だって忙しいし、いらん手術はしたくないです。」のフレーズ。ってことは、もし手術だったら、この先生がしてくれるの?年の頃なら40代後半のこの先生が執刀してくれるのなら、安心出来そうです。よく盲腸や子宮摘出の手術は、簡単なので経験の少ないお医者さんがすると聞きます。医学の発展のためには仕方ないことですが、でも自分の体が使われるのはいやというのが本音です。


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06月19日(日)
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