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ケイケイの映画日記
by ケイケイ
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■「前科者」
大人になった誠が義父を観た時、「あんなに小さかったのか・・・」と囁く姿が、とても印象的でした。母を奪われただけではなく、健やかな子供時代も、義父に奪われた兄弟。「罪を犯した全ての人は、平等に更生する権利がある」との信念を持つ弁護士(木村多恵)の言葉は、正直私には賛同出来ません。しかし、「観る事が出来なかった」と言う四人家族の幸せだった頃のビデオを、捨てずに持つ義父からは、自分の罪を悔恨する様子が伺えました。

義父は自分の悔恨を誰かに打ち明けたいと時が来るでしょう。それがもし自分だったら、責めずに自分の言葉で会話が出来る、それくらいの度量は身につけなくちゃなと、娘のような佳代から、教えて貰った気分です。佳代と一緒に、熱くなって下さい。

02月06日(日)
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