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ケイケイの映画日記
by ケイケイ
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■「よこがお」
そして甥のパンツをずらした件を、変態として脚色して、マスコミにばらした基子に復讐するため、基子の彼(池松壮亮)に近づき、首尾よくセックスまで持ち込んで、その現場写真を撮って、基子に送信する。復讐がしょぼすぎ(笑)。その時も眠っている彼の横で自撮りと、自分だけのヌードの自撮りを取りますが、そのヌードが角度的に陰部。市子ってやっぱり、変態じゃないの?(笑)。
冷静に考えて、一番悪いのは甥。その次は自己保身にかかった自分ですよ。逆恨みではないけれど、基子の暴露も身から出た錆だと思います。基子に復讐なんて、お門違いも良いところです。他にも無実の濡れ衣の児童性的虐待ですが、その疑いをかけられた市子を、子供を見守る仕事につけさせたのは、私は悪趣味だと思います。
「淵に立つ」の時は、あれこれ意味を反芻して楽しめましたが、今回はツッコミが多すぎて、思わせぶりなシーンも全く乗れず、面倒臭いだけでした。キャッチコピーの「彼女は無実の加害者なのか?」の問いには、私はイエスと答えたい。
今回楽しめたのは、筒井真理子様の美しいお姿と演技のみ。この人、60前ですよ?年齢から考えると天晴れなヌードを見せたり、息子ほどの年の池松君とキスしたりベッドインしても、全く違和感なし。いやー、ご立派ご立派!監督のミューズなんですね。そこは監督、目が高い(笑)。
力量ある監督さんではあると思います。次回も見ますので、期待しています。
08月15日(木)
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