ID:10442
ケイケイの映画日記
by ケイケイ
[927311hit]

■「新聞記者」
神崎の妻も、同じタイプの良妻だったのでしょう。黙って夫を見守り、仕事の邪魔のならないよう、家庭を守り気を使う出来た妻です。でも夫には自殺された。神崎は生前、杉原に語ります。「俺の人生と妻子を人質に取られたようなもの」が、彼の官僚人生でした。この時例え夫の1/4でも、妻に収入があれば?夫は清濁の濁りを飲み込まず、清を選んだのじゃないかしら?妻に収入があると言う事は、夫に正しい選択の後押しをして、悪に手を染めても妻子のため稼がなくちゃいけ無いと言う呪縛から、開放させる事じゃないかしら?この作品の感想としたら的外れかもわかりませんが、私は閣僚の妻の有り方にも、変化を望みたいです。

ウンギョンはいつもの明るいキャラから、憂いを含んだ演技で、とても良かったです。でも設定はやはり無理があるかな?松阪桃李は、日の出の勢いの今この役を演じて本当に偉い!事務所もこの役を取ってきて偉い!どこからかの横槍で、桃李君の仕事が減りませんよう、切に願います。他は強烈な印象を残した田中哲司。この敵役あっての作品だと言っても、過言ではありません。

映画は大ヒット中みたいで、平日のサービスデーでもない回が、超満員でした。もうじき選挙、是非この作品を観て、政治家の言葉の噓を見抜いて下さい。

07月06日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る