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ケイケイの映画日記
by ケイケイ
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■「ソロモンの偽証 後編・裁判」
そして柏木の死の真相。原作ではもっと肉付けがあったでしょうね。柏木の両親は良き人たちに感じました。何故この両親の元でも居場所がなかったのか?「口先だけの偽善者」と、前篇で涼子や神原を罵る彼に嫌な尊大さや感じた私は、今回もそれが払拭できず。神原への虐め暴言、人格障害を想起させる面倒くささなど、虐めの被害者であるのに柏木に、同情や共感が湧かないのです。柏木君は、もっと描きこまなくちゃダメだったんじゃないかなぁ。松子ちゃんの場合は、とても上手く描けています。
それでも「この裁判が出来たのは、14歳だったから」と言う大人になった涼子の言葉で、この疑問も不問にしたいと思います。彼ら彼女らが、今の自分の全てぶつけた裁判であったと、そこにとても納得したからです。
私も過去を振り返って、到らない親であったと反省。もう一度子育てがしたくなりました。中高生たち、そしてその父母に、バイブルになれる作品だと思います。
04月18日(土)
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