ID:10442
ケイケイの映画日記
by ケイケイ
[927783hit]
■「ベイビーズーいのちのちからー」
しかしそれは悪いと思ったのか、日本代表のマリちゃんにも見せ場を用意してくれていました。私くらいになると、癇癪起こして泣くのも可愛いんですよ〜。見事な女優ぶりです(?)。その他赤ちゃんはどこの国も同じ泣き声だったり、耳の下辺りにチューすると、皆が大喜びするのが印象的でした。私もよくやったもんで。
この作品では、子育ての厄介さや楽しさではなく、赤ちゃんの目線で撮っているのが秀逸だと思いました。様々な育ちの赤ちゃんの、たくましさや圧倒的な可愛さを目の当たりにしていると、何だか細かい日常の鬱陶しさがバカバカしくなってくるの。他人の赤ちゃんに何で元気が貰えるのか不思議ですが、それが「人たらし」たる赤ちゃんの魔力。赤ちゃんって本当に可愛い魔法使いですよ。この子達の数年後がラストに映されるのですが、確かに可愛いけど、赤ちゃんの頃にはかないません。
この作品を劇場で観るのは、「たまひよ」世代か、私のような映画好きだと思うので、それではもったいない。出来れば小中学校で巡回して、子供たちに観て欲しいと思いました。難しい年頃の子達は、きっと登場する親達の愛情に自分の親を重ねるでしょうし、親との会話も増えるでしょう。育児に疲れたお母さんも、神経質にならなくても子は育つ!と教えてもらえるでしょう。
で、アクシデントなんですが、途中から観客の一人が突然大声で怒鳴り出したんです。最初は携帯でもかかって話しているのかしら?常識がないなと思っていたんですが、延々話す内容を聞いていると、どうも自分の幻聴と喧嘩しているらしい。これは困ったなと思いましたが、どなたも咎めず鑑賞続行。その方はずっと大小の声で独語してましたけどね。いい人ばかりで良かったわ。単に気持ち悪かったからかしら?劇場にはたくさん足を運んでいますが、こんな経験は初めて。もし今後もあったら、映画の内容を考えて、劇場スタッフに連絡した方がいいのかなぁ、と色々考えた鑑賞でした。
05月09日(水)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る