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ケイケイの映画日記
by ケイケイ
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■「捜査官X」
もう一つ泣いたのが、「ある父親」が、子供の頃の息子との思い出を語ったところ。あぁ親と言うもんは、子供がもうすっかり忘れた出来事も、一つとして忘れず、脳裏に焼き付けているのだと、自分を重ねてしまいました。それを語ることで、去りたい子供を迷わすのですね。ある意味卑怯なのですが、親を追う子供が大人になれば、今度は親が子供を追うのだなと、人の世の常を、深く感じ入った次第です。その父親は怖い怖いお父さん。しかし紛れも無く父親であるのです。怖ければ怖いほど、私には切なかったです

と、このように、派手に見せ場を作りながら、色々人の世や人生についても、深くも浅くも感じられて、とっても満足しておりました。私は監督のチャンの作品では、「ラヴソング」が大好きで、彼の武侠映画って、はて?だったのですが、とても面白く観られて、チャンの力量と共に、この手の映画は中国の人には、魂が呼応するもんなのだろうと感じました。伝説のジミー・ウォングの衰えぬアクションもたっぷり拝めます。当時カンフー映画に熱狂した現在熟年の方々にもご満足いただける作品です。金城君目当ての女性にはちょっと違うかも?今回はワタクシ、ドニー萌え致しました。

04月29日(日)
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