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ケイケイの映画日記
by ケイケイ
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■「ソーシャル・ネットワーク」
中盤で出てくる「ネットで書いたことは消せない。あなたは私を侮辱し傷つけた。話したくない。」という簡単明瞭なバッサリとしたセリフは、この作品の中でも強く印象に残ります。調停の中でマークが反省したのは、友人を失った事では無く、誰かを傷つけてしまったことだったように思います。

それがラストシーンや、マークに的確なアドバイスをする若手女性弁護士とのやり取りに繋がると思いました。マークは決して空っぽな人ではありませんが、これは大変な人としての成長だと感じました。

実在の人物、それもみんな若くて健在の中、いくらフィクションを交えたと記しても、映画化は難しかったでしょう。でも私は、登場人物誰にものめり込みませんでしたが、嫌悪感もなかったです。壮大に見せてくれた若気の至りは、ほろ苦く、でも美味しい味でした。

01月22日(土)
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