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ケイケイの映画日記
by ケイケイ
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■「乱暴と待機」
変で過激で不思議な上記の人たちが、押し並べて純粋さを発揮して輝くのに対して、ただ一人普通の人の番上が不純さ出しまくりなのも、絶妙でした。彼がダメンズのままなのは、妻がしっかりし過ぎて甲斐性あるのがいけない。男ってこうなりますよ。リアリティ満点。この状況での情けなさ全開は、最大公約数の男性にあてはまらないか?最後は結局あて馬だったのかよ、の結果に、ちゃんと手痛いお仕置きもあり、よろしいんじゃないでしょうか?
面白くてやがて哀しき、というのは、世話物に多い気がします。この作品も描き方は過激でヘンテコですが、中身自体は舞台の借家のような、レトロで庶民的な青い鳥を探す姿や、恋しい人への思いを、切なくも屈折して描いていたと思います。拾いものでした。
10月19日(火)
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