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ケイケイの映画日記
by ケイケイ
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■「グッド・バッド・ウィアード」
そしてウソン。実は私は彼が韓国の俳優で一番ハンサムだと思っています。しかしこの作品ではほっぺたパンパン。どうした、ウソン?というくらい、美貌が劣化しておりました。(画像は私の好きなウソン君)これは俳優としては如何なものか?男くさい、女は添え物のウェスタンだって、男の美貌は大事なんだぞ。そう思うと、どんな作品でもマックスで美しい金城武は本当に偉い。演技が下手であってもね、そこに彼の俳優としての値打ちは凝縮されておるわけですよ(力説)。腕利き賞金稼ぎとしても、ほっぺのせいか全体に鈍重でキレがなく、精悍さに欠けます。いやほっぺのせいじゃないな。宍戸錠はあんなほっぺでもカッコ良かったもん。唯一カッコ良かったのは、ラストの荒野での一大アクションシーンでの、馬上でライフルぶっ放すシーン。これは素敵でした。

唯一合格だったガンちゃん(あえて画像はなし)。人気のイケメン俳優を抑えて、一番彼が光るというのは、やはりタダもんじゃないですよ。彼の特徴は役者が役に近づく、所謂デニーロ・アプローチとは対極で、彼が役を引き寄せて自分のものにしているということ。だからどんな役をやっても「ソン・ガンホ」な訳です。こう言うタイプは、偉大な大根役者と呼ばれる人が大半ですが、ガンちゃんの場合はどんな役柄でもお芝居が上手。一旦「俳優ソン・ガンホ」自身を通過して演じる役は、どれもこれも実に愛嬌があってチャーミングです。彼の頑張りで、何とか観られたようなもんでした。

まぁラストの一大活劇は見応えあったかな?それでも長すぎて、やっぱり間延びしていました。尺を削ったら良いという、大半の感想に私も賛成。この題材なら、香港映画の方が、絶対上手く料理すると思います。

09月06日(日)
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