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ケイケイの映画日記
by ケイケイ
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■「ハンティング・パーティ」
そんな軽妙な部分だけではなく、ちゃんとマスコミは上っ面しか報道しないこと、大事なことは裏側にあると、ダックに語らせています。そして大物政治犯を通じて、世の中悪の流通が、わんさかはびこっているのだと、改めて知らせてもくれます。追う者と追われる者は、実は裏で繋がっているのですって。う〜ん、だからあの人も、まだ捕まらないのね、と言う風にきちんと描いていて、社会派作品としても手堅く、決して面白おかしくだけではありません。

キャスティングがとっても良かったです。女がしくじりの始まりで、その女絡みで復活するなんて、ギア様しか出来ない役です。来年還暦で異性関係で哀愁を漂わせる役柄で違和感ないなんて、ギア様しかいませんて。ハワードは三人の中では、一番普通の良識ある役柄です。そんな彼から私の感想が生まれたのは、ひとえに彼の好演あってのものです。アイゼンバーグは、二枚目の線は多分無理っぽいので、こういうコミカルな脇役で結果を出せば、投角を表わすかも?

エンディングで、どこが真実かどこが脚色か教えてくれるので、お見逃しなく。一層うっそー、ありえへん!と思う事間違いなしです。すぐ終わっちゃいそうなので、お時間があれば観て下さい。

05月22日(木)
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