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ケイケイの映画日記
by ケイケイ
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■「紀元前一万年」
母を殺され一人ぼっちになったデレーの村の少年と、他部族の少年の心の交流がほほ笑ましく、デレーの村の子の復讐の果たし方が一捻りあって、ジーンときました。
デレーの父から幼い息子を託された村の長ティクティクが、血に惑わされることなく、自分の息子とデレーを分け隔てなく見守る様子が、器が大きくて観ていて清々しいです。
デレーの村では悪者だったマンモスが、敵に捕まり倒れるまで働かされているのを観た少年の、「マンモスが可哀想だ」の一言は、昨日の敵を憐れむ素敵な感受性です。サーベルタイガーの存在など、仲良くとは違う意味で、この時代は、生き物と人間の共生が大切だったんだなと感じました。
エヴァレットを演じるカミーラ・ベルがめちゃめちゃ可愛い!顔が泥だらけでもあんなに清楚で可愛いのですから、そりゃ男たちが命をかけるのも、すごーく納得でした。神秘的な運命の少女にピッタリでした。

ベルに比べて、主演のストレイトは、可もなく不可もなくで、既にもう顔も忘れかけです。これでブレイクしそうにはないなぁ。私の予想が外れれば嬉しいですが。
以上、すべて大味なんですが、枝葉の部分でたっぷりほっこりしたので、私は満足でした。夫の感想はというと、私のツッコミ部分が気になって、あんまり楽しめなかったそう。お父さん、そういう観方は甘いのよ。だって、ローランド・エメリッヒの作品なんやから。
05月05日(月)
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