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ケイケイの映画日記
by ケイケイ
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■新作「日本沈没」VS旧作「日本沈没」
玲子が阪神大震災の被災者で、同じような立場の子に愛情を注ぐという設定は生きていました。他にも時代が経ているので、CGも見応えがありました。旧作の特撮も、今から33年前というのを考えれば、これは立派なものだとも思いました。ところどころに、前作へのオマージュをちりばめたところも良かったです。前作で山本総理を演じた丹波先生の特別出演場面には、思わずニヤリとしましたし。その他、「韓国、北朝鮮への入国は不法侵入になります。」とのアナウンス。私みたいな日本に永住権を持ちながらも、未だ韓国籍の者はどうなるのかな?と。韓国は歓迎しないけれど、渋々でも私たち在日を迎えいれてくれるんだろうか?とか、ちょっと考え込んでしまいました。
両作通じて一番感動したのは、前作で渡老人が「このまま何もしないで、国と一緒に静かに終焉を迎えるのが、日本人らしいのではないか」という言葉と、それに対する山本総理の表情と涙でした。日本の人らしい美徳を表した忘れがたいシーンです。この言葉が、新作では山本総理から語られますが、感銘を受ける若い人が多いといいな。
余計なネタバレ
何で前作のラブシーンを覚えていたのかというと、会って初めての男女(
それもお見合い)がいきなり海辺のデートで、水着姿でキスしたからでありました。今回再見して思い出したです。そんでもって、女の方から「抱いて」ですから。びっくりしたんでしょうね、当時乙女でしたから、ワタクシ。だって「はしたない」ではありませんか、皆の衆。新作の玲子の「抱いて」は、とっても気持ちがわかりました。だってお互い好きだというのを確認してたしね。しかし!男なら押し倒せ小野寺!いくら命懸けで地球を救うため、もう2度と会えないから、相手をキズモノ(死後)にしちゃいかんという、紳士的な気持ちはこの際捨て去るべきかと。そのことは、これからの玲子の生きる支えにもなると思いますから。なんかこのシーンもわかってないなぁと思いました。こんな大作に草なぎ君でええんかい?と思っていましたが、うじうじ情けないいい人なら、こんな選択もありかと、説得力はありましたが。今回の小野寺はワイルド感ゼロでした。
07月17日(月)
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