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ケイケイの映画日記
by ケイケイ
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■「DEATH NOTE デスノート」前編
数々の頭脳的なプレイ、のはずなんですが、私には駆け引きも強引に思え、だいたいデスノートのあんな定義では何でもありじゃんと、余り面白くありませんでした。何故かFBI捜査官が出てきますが(一応インターポール介入事件)、FBIってこんなバカじゃなれんだろうというくらいお粗末。尾行はバレるは、単独で何でも進めるは、あげくにあの結果。ハリウッド作品で数々のFBIの優秀さを見ている私には、ありえん展開です。
結局Lのセリフの「キラとボクは同じ。幼稚で頭がいい」の、幼稚な部分が目立つ作品でした。主演の藤原竜也は童顔のまま美しさを保ちながら成長し、永遠の美少年という感じで、キラの役には合っていました。松山ケンイチも「男たちの大和」とは打って変わっての変貌ぶりで、将来有望株みたいです。他ではキラの母親役の五代路子がいただけません。少ない出演場面で重要なシーンはありませんが、演技がオーバーで目立ちすぎ、鼻につきます。「ヨコハマメリー」でも、彼女のインタビューシーンだけ、一気に「芝居」になっていて、少々白けましたが、あれはドキュメント。こちら本職でのお仕事なんですから、2度続けて見せられたので、書いておこうと思います。作品の優劣には、案外こういう何気ないシーンが好感度をアップするもの。Lの執事的な役の藤村俊二など、飄々とした演技が自然な空気を醸し出し、とても良かったのですから。
でもナンだカンだ言っても、多分後半も観ると思います。
06月18日(日)
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