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squallのひとりごと
by squall
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■呉市スポーツセンターにて強化試合
特に、Wくん、最初は高校生のスピードになじめず、1対1で抜かれる場面もしばしば見られたのだけれども、頭の良さから来る卓越した戦術眼で、1ヶ月足らずでユースレベルにフィットしてきている。ガンバや横浜マリノスといった、強豪と言われるユースでも堂々とした守備を見せる末恐ろしいルーキー。
あとは、砂川くんの成長も目覚しい。このチームでは随一とも言える決定力を持ち、常にPAに入ってこようとする得点への意識の高さ、長いキックの蹴れる右足は、ストライカーとしても、右サイドとしても、存在感を見せている。どのポジションに入っても持ち味を出せるのは素晴らしいことと思う。

逆に心配なのは、不調のトンネルに迷い込んでしまった大崎くん。
ゲームでも、ボールに絡む場面が少なく、ボールを持っても迷いながら後ろに下げる場面がたびたび見受けられる。悩みすぎているんじゃないのかな。
あまり考えすぎず、彼の生き生きとした、スピードに乗ったドリブル、思い切りのよいシュートを、なによりも、サッカーを楽しむ心を早く取り戻して欲しい。


余談ですが
ガンバの選手、DFの内田くんがすごく目立っていた。ビルドアップが上手く、最終ラインのマエストロと言った感じ。ゲームを読む力があり、頭脳的なDFで驚いた。宮本ツネの再来とか言われているらしいですが。身体的に恵まれているとは言いがたい宮本恒も、日本代表のキャプテンにまで上り詰めたことだし、是非、彼も日本を背負うDFになって欲しい。。。かな?
関くん、川岸くん、望月くんら、個々で上手い選手も多いけど、ガンバは全体的に、個人戦術が高い。止めて蹴る技術だけでなく、一つ一つの場面でのパスやドリブル、シュートの選択などが、速くて迷いが無い。

マリノスは、リズミカルにショートパスを次々とつないで、逆サイドへボールを振って、スピードのあるサイド攻撃を生かしているように見えた。

どちらのチームにも引き分けたけど、ゴリさんが、マリ戦の後で「なんちゃって引き分け、ほんとは8点ぐらい取られてたような」などとコメントされてたみたいに、まだ、現時点では、ガンバ、マリのほうがチーム力が上のように見える。
けれど、サンフレユースの底力はここから。例年、右肩上がりに調子を上げてきて、クラブユースまでは個を鍛え、そこからチームをまとめにかかり、Jユースではピークを持ってくる。
今は、あえて不慣れなポジションでの選手起用も多い。リベロが得意なWくんや山崎くんにストッパーをやらせたり、逆にストッパータイプの宗近くんにリベロを任せたり、ボランチの森保(兄)くんに、右サイドをやらせたり、シャドーストライカータイプの砂川くんをあえて、CFや両サイドで使ってみたりと、練習試合ならではのチャレンジ起用が毎試合見られる。
日々の練習では相当負荷をかけているらしく、けが人も多い(まるまる1チーム分、11人がリハビリだったようだ)それでも、これが、サンフレッチェチーム全体の糧になってくる日が必ず来る。今年も楽しくなってきた!

02月15日(日)
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