ID:102711
声優さんと映画とアニメと
by まいける2004
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■あっという間に日曜日、月曜休みで神様感謝
シティ・オブ・ブラッド(原題はStreetofBlood)
巨大ハリケーン・カトリーヌにより壊滅的打撃を受けて治安が悪化し荒廃しているニューオリンズが舞台。
腐敗刑事を追及しようとする監査局の女性シャロン・ストーン(声が勝生真沙子さん)のヒアリングと現場の映像が交互に入る形式の演出で、時系列なのか回想シーンなのか、難しい。そんな彼女の尋問を受ける麻薬課刑事のアンディ(ヴァル・キルマー森川智之)はギャングを殲滅するためには手段を問わない。カトリーヌ禍で相棒を失い、直後に新たに得た相棒(三宅健太)とともに、新たな勢力範囲を確率使用とする麻薬ギャングを追う、そんな彼らの行く手を執拗に邪魔するFBI捜査官、一緒に行動する刑事仲間でありながらも悪に対してクリーンで居続けるのは難しい(彼らもまた貧困ゆえにお金の誘惑には勝てない)。誰が信じられて誰が裏切り者なのか?蔓延る汚職とギャングの凶荒、アンディはどこまで深入りするのか・・・
というわけで、救いのない辛いハードなストーリィ、ヴァルキルマーが見た目もどっしりして髭面でくたびれた格好で、リアルを追求しているせいかカッコいい人は出てきません。ヴァイオレンスの描写も生生しくて、マイケル・マンのマイアミヴァイスをすこし意識した演出もあるのですが、あそこまで整然とはしてなくて、どこか垢抜けない、リアルさが空回りした作品かも。もうすこしで面白くなるのに、脚本かなぁ・・・ちょっと残念。しかし、声優さんというか役者さんの演技は凄く良かったです。
何より興味深いのは森川さん。この低さの声で終始演技した作品は少ないかも。BASARAの小十郎を演じるようになったからか、年齢的にこの高さが出しやすくなったからか、とにかく低い声なのに無理無理感がまったくなくなりました。この高さで作った感なく吹き替えでここまで見事に演じ切っているのは、凄いなぁと感心。
ちょっとぶっきらぼうなのですが、それでも骨も芯も情熱もあるヴァルの表情にも上手くシンクロした演技でした。最初は合わないのかなぁと思って観ていましたが、これは凄く合っていると思います。森川さんすこしづつ少しづつ演技の幅を広げているのが実感できる作品でした。
また、相方の三宅さんとの相性も抜群。息も凄く合っていましたし、勝生真沙子さんとの掛け合いも凄く良かったです。さすがツェリ様とコンラッド(爆)。
不覚にもマイケルビーンがどこに出てるかすぐには気がつかなかった・・・変わりすぎ!
お話的には、あんまり面白いものではありません。暗すぎる・・・

昨日は旦那とデイキャンプ、夫婦で焼肉パーティ、今日は朝の黄砂にすさまじさに怖気づいて午前は外へ出ず。あまりの黄砂には驚きました。

そんなこんなで録画のスパイダーマン3を観ました。
北乃きいさん、うーん前半はかなり気になりましたが、後半は少し慣れてきたのかな?
平凡な声質で、声優さん向きではないですが、設定的にはMJに合ってました。もうすこし演技がナチュラルですともっと良かったのですが・・・
それにしても、この編集は・・・まずMJがどうして落ち込んでいるか、劇場で首になったシーンをカットしたら、その後にスパイダーマンが社会的に認められて有頂天になってしまっているピーターとの温度差が伝わりにくい。それにサンドマンの娘との悲しい関わりも、ちょっとでも出しておけばよいのに・・・最後にスパイダーマンと交わす会話の可哀想さのインパクトが足りなくなります。ヴェノムの件も、やはり恨みに繋がる過程が削られているので、ピーターへの恨みはわかるのですが、それでもなぁ・・・元がエピソード詰め込みすぎの作品なので、編集が難しかったんだろうなぁと思います。まあ、ヴェノムになっていく過程などなど、森川さんの登場場面や台詞があまりカットされて居なかったのは良かったです(彼女に振られるシーンなど少しカットされてたと思いますが、細かく確認してないです)。
こちらの森川さんは、なんだかもう実に役にマッチした若者声で、凄く良い感じ。森川さんのこういう役の演技も面白くて大好きです。


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03月21日(日)
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