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声優さんと映画とアニメと
by まいける2004
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■片眉つり上げやってくれました
スタートレック観てきました。
思わずもう1回みるためにチケット売り場に並ぼうとしたのですが、明日でかけるためにはいろいろ買い物など済ませておきたい用事もあるので断念。うーん連続で2回観たかった!!
昔、シネコンじゃない時代は座席指定がないかわりに追い出しもなくて、よく2回連続で観たものです(爆)。それだけ映画が好きなんだなぁと、今にして思います。
ホートンは時間があったので思わず2回連続でみましたっけ。

さて、そのスタートレックですが、前半だけで涙がこみ上げて仕方がなかったのはアレルギーのせいではありません。とにかく、懐かしさが、こんなに細かく設定を拾って丁寧に埋め込んでくれるなんて・・・「試験のコバヤシマル」のセリフを聴いただけで鳥肌が立ちました。うわさどおり、カークのコバヤシマルの試験前後のお話なんです。カークとスポックとマッコイが、エンタープライズの主要メンバー達が出会うお話です。
スポック役のお兄さん、思った以上にキュートでスポックらしくて、とても良い感じでした、背の高さのバランスも体つきも顔つきも声も、若き日のレナード・ニモイをイメージできてドンピシャ、しかも演技に無理がない。この人、新人かと思ったらヒーローズで敵役やってる人ですね。うーん、なかなか良い感じ。
そして今回、主人公のカーク役の青年、クリス・パイン君、可愛くてカッコ良くてキュートで惚れました。
大昔にブラピをスクリーンの中で見つけた時のときめきを思い出させてくれました。
今、私的に一番の注目したい若手のナンバー1に躍り出たって感じです。
かわいい、こんな子を息子にしたいぞ(爆)。

とにかく、脚本家がオリジナルをすごくまじめに大切にして研究している。監督はオリジナルをほとんど知らないので、大胆かつ斬新に新しさを出している。これが成功の秘訣ですね。旧作の古くさい世界の延長上での改変ではなく、一気に今できる限りでの限界的SFXというかVFXを駆使しながらも、旧作ファンが心の底で思っている、友情、情熱、正義感、信頼、若さゆえの無謀、未知の探求心、そして家族愛などの人間的な部分、それから長年に渡ってトレッキー(スタートレック狂)と旧作をつくってきたスタッフのそれぞれが交流して積み上げ構築してきた、細部に至るまで網羅されて構築されている世界観を崩さない設定。
なのに古くさい部分を捨て去って、さっぱりとした今風の冒険アクションになっている仕上がり。
あいかわらず、ちょっとSFとしては矛盾してても、最後は友情と人間性と勢いで片をつけてしまう世界。
あいかわらず、敵は深い恨みを抱いていて、地球や宇宙連邦の仲間を滅ぼしにやってくる科学技術的にも優位な強敵という設定。極限に追い込まれながら、登場人物達は必死になって真正面から困難にぶつかり、悩み、大激論し、そして時には失敗しながらも、自分の能力を超える能力を出すまで限界に挑戦してゆく様が、爽快。胸がすく思いにわくわくどきどき。これは、まさにTOS(オリジナルスタートレック)ファン必見の1本。飛び交うセリフにニヤニヤわくわくどきどき一喜一憂です。

帰り際、私が、ネットをみるとスタートレックを知らない世代が観ても面白いという評判でアメリカでは大ヒット、歴代のスタトレ映画を抑えて1番の興行収入だよっと教えたところ、旦那がぼそり。スタートレックの世界を知らない人って、この映画の何処を楽しむのかな?
すなわち、私たちトレッキー夫婦は、出てくるセリフやシーンや小物や設定にいちいち反応して喜んでいたので、それら抜きにして楽しめるという部分がどこなのか、さっぱり想像できないほどに、おたくな楽しみ方で作品を堪能したということだと思います。
SFが好きで、冒険やアクション、男の友情や自分の限界への挑戦が好きな人ならスタトレ未知でもきっと普通に楽しい娯楽作品だと思います。
ただ、こんな長年のおたくなマニアを、ココまで存分にわくわく楽しませてくれるとは、想像以上のすばらしさだったということです。

はやくまた観に行きたいです。

あしたは丼メン〜!!

メッセージありがとうございます。
HRMさん、一緒でしたね。


05月30日(土)
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