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声優さんと映画とアニメと
by まいける2004
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■やっぱり家族への愛
それ以外の大人のシーンは、みなさんあまりに嵌っていて、素晴らしかったです。
オーウェンを演じる森川さん、いつものコミカルなトーンはほとんど出さず、ものすごくナチュラルに彼の自然体に近いのではと思えるほどの発声と演技。でもちゃんと声優さんモードの良い声なんですが、とにかく自然体の極み。最高でした。なのに、ベットで奥さんにささやく声がとても優しくてちょっと嬉しそう(エッチなこと考えているから、笑)。そしてマーリーや子供に話しかける時の優しさは半端ないです。
特に後半、年老いてしまったマーリーと一緒に散歩をして、とぼとぼと遅れて歩いてついてくる彼に優しく語りかけるシーンは、もう、声だけで泣きそうになるぐらい。
そして悲しいシーンでの森川さんの声は、本当に泣いているみたいで、それはもう、素晴らしいのなんの、オーウェンの表情以上に声の方はかなり泣いているシーンもありました。
なんとなく、一番最後のエピローグでのモノローグがそこはかとなく鼻声で、本当に泣いちゃうと一日中鼻声になってしまうから、と以前に森川さんがご自身で言っていたのをチラリと思い出しました。
やっぱり泣いた?泣いちゃったのではないかと・・・
冒頭のモノローグ、途中の年代を端折る場面でのモノローグ、などなど、話しを進めるのがすべてグローガンの視点なので、ずっと森川さんのモノローグとセリフで終始するという、ファンにはこれ以上美味しい吹き替え作品は無いぞと思えるような逸品です。
是非、是非、何度でも可能な限り劇場に足を運んで、森川さんの優しい夫でお父さんで犬の親友な声を聴きたいと思ってしまいました。

映画作品としても良い出来だと思います。わざとらしい、いかにも家族と犬はこんな絆で結ばれている・・・なシーンを無理にねじ込まずに、あくまでもグローガンが日常生活で感じた家族を通しての犬との関わりがメインになっている家族の愛とグローガンの人生を語っている作品です。
お馬鹿なマーリーの暴走シーンが宣伝でメインになっていて、犬が主人公のコメディ映画と勘違いしていまいそうですが、それだけのお話ではありません。

森川さんがアクセル君と語り合える様になったというのは、あの最後の散歩のシーンを経験して悟りを開いたに違いないと思いました。以来、私も旦那も、我が家の猫にいままでよりいっそう話しかけるようになってしまいました。

忘れないうちに
ASUKA5月号付録のマ王ドラマCD
ドラマ本編は10分ぐらい。コンラッドさんすべらない話を陛下としたくてノリノリなのに、ヴォルフラムとユーリは必死に阻止しようとする。でももうコンラッドさんを誰も止められない・・・そんなお話です。
コンラッド同様に森川さんがこれまたノリノリで、これはもう秀逸な出来。
某若で本な御大へのオマージュも飛び出しますし、なにより、思い出し笑いするコンラッドなんて初めてお目に掛かりました(聴いたが正しいですね)。
素のコンラッドに出会ったというのか、なんでしょう、アニメでのコンラッドがコンラッドの役を演じているよそ行きのコンラッドなら、このドラマの中のコンラッドは、よそ行きを装わなくて良くて非常にリラックスして本音がでちゃってるコンラッドという感じで。実に、ナチュラルに天然な彼が、ホントに北極南極級なのが楽しい。おまけでこれは超お宝です。
さらにフリトが20分ほどついていて、こちらの森川さんもノリノリでどうしましょう状態。
すべらない話しがこちらもお題なのですが、本当にもう、森川さんの家族(お父さんとお母さん)ネタで相当な部分を占めて居ます。過去に聴いたことのある話もありましたが、饒舌に語る森川さんのすべらない話を聴くのは、なかなかオツな物です。これは良いCDでした。
6月号も同じ日に収録しているなら、さらに倍増の楽しみです。

web拍手を沢山ありがとうございます。そしてメッセージもありがとうございます。

>HRMさん
”どんだけ買い物してるの”は、私もよく旦那さんに言われます(笑)
どうも同じ時期にかたまって届くと、目立ってしまうんですよね(爆)
森川さんはCDやDVDなど形になる作品への出演が多いので追いかけるのが大変です。

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03月29日(日)
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